フォト・ライブラリー(212)ヤッホー会新年登山〜part 3

ヤッホー会新年登山〜part 3

天上寺跡から最後の登り道を息を切らして登り切り、ようやく摩耶山の山頂にたどり着きました。山頂には天狗岩と呼ばれる巨石があり、それを御神体として祀る神社が建っています。

これが天狗岩です。その昔、この辺りに住んでいた悪い天狗を山伏がこの岩に封じ込めたことがその名の由来とか。そう言われると、うっそうとした樹木の木陰から妖気がただよっているような気がします。

山頂から穂高湖に下りると、湖のほぼ全面が厚さ1センチほどの薄い氷で覆われていました。六甲山の山頂にはかつて氷室がたくさんあり、冬の間に池に張った氷を夏まで保管していたと聞きました。今はそれほど寒くなることなくなりましたが、この景色から当時の様子をうかがい知ることができます。

穂高湖から渓谷沿いに歩いて、森林植物園に向かいました。秋に来たとき水の中にはたくさんの小魚が泳いでいましたが、今回は何も見つけられませんでした。きっと岩陰に隠れて、春を待っているのでしょう。

落ち葉を踏みしめながら、森林植物園への道を進んでいきます。ここまでくれば森林植物園はもう目と鼻の先。森林植物園から「すずらんの湯」に向かい、汗を洗い流してすっきりさわやかな気持ちになりました。山歩きと温泉は、あらゆるストレスや運動不足の特効薬でしょう。リフレッシュした気持ちで、すがすがしい新年のスタートを切ることができました。