鹿児島・屋久島巡礼2019
1549年、日本に最初に上陸した宣教師、フランシスコ・ザビエルと、1708年、禁教下の日本に最後に上陸した宣教師、ジョバンニ・バチスタ・シドッチの足跡を辿って、それぞれの上陸地、鹿児島と屋久島を訪れました。
夜明けの桜島。ザビエル一行は、1549年8月15日。桜島を望む錦江湾の船着き場に上陸しました。
ザビエル上陸の地に建てられた記念碑。
美しいステンドグラスが印象的な、鹿児島ザビエル教会。
教会の一角には、ザビエルの骨も顕示されています。
パイプオルガンの音色が、とてもよく響く構造です。
鹿児島港から高速船トッピーに乗船。種子島を経由し、約2時間半で屋久島に到着します。
雲をまとった屋久島の山。最高峰の宮之浦岳は、1936m。九州地方で最も高い山です。九州地方の高い山ベスト10のうち、1位から8位はすべて屋久島にあります。
シドッチ神父上陸の地に建てられた、カトリック屋久島教会。
シドッチ神父は、恋泊と呼ばれるこの海岸に上陸したそうです。
雨で増水した大川の滝。普段は左側1本だけだそうです。
1ヶ月のうち35日は雨と言われる屋久島。降った雨は、川を一気に下って海に流れ込みます。
道でヤクザルと出会いました。ニホンザルよりも一回り小型です。
世界遺産に指定された屋久島の森。西部林道という道が通っています。
西部林道で出会ったヤクシカの親子。鹿も、本土より一回り小型です。
こちらをじっと見ている雌のヤクシカ。
屋久杉の生い茂る森を散策しました。
樹齢1000年以上のものを屋久杉、それ以下のものを小杉と呼ぶそうです。
苔の中から新しい木が芽を出していました。
鬱蒼と生い茂る屋久杉の森。映画『もののけ姫』の森のモデルになったそうです。
森の中を流れる川。清らかな水が森を育てます。
倒木を苗床にして育つ若木たち。
いつも雲や霧に包まれ、「雲霧林」に分類される屋久島の森。苔が育つには最適な環境です。
ひときわ大きな千年杉。平安時代からここに生えていることになります。
「神宿る森」という呼び名がふさわしい屋久島の森。この森が、いつまでも守られるよう心から祈ります。
