《新年のご挨拶》


《新年のご挨拶》
新年、明けましておめでとうございます。
 2008年5月にこのブログを始めて以来、ブログ上で新年のご挨拶をするのはこれで3度目になります。今年は、遠くマニラからのご挨拶です。
 2010年は皆様のお蔭で本当に恵み豊かな1年でした。何よりも、マザー・テレサ生誕100年の年だったことを忘れてはならないでしょう。3月末から4月初旬にかけて神戸で行われた生誕記念写真展には、何と4800人もの方々が来てくださいました。写真展に合わせて、写真展の出発点となった2009年のカルカッタ訪問の記録マザー・テレサは生きている〜カルカッタからの報告』(教友社)も出版されました。5月には姫路で写真展が行われた他、思いがけず歌手のアグネス・チャンさんとお会いし、1時間半ほどマザーのことをお話しすることができました。twitterで皆さんと交流し始めたのも5月のことでした。6月には上智大学聖イグナチオ教会でも生誕記念写真展を開催していただきました。8月には、マザー・テレサの100回目の誕生日に合わせて神戸で行われた記念行事に450人の方々があつまってくださいました。また、同じ時期に阪神百貨店梅田本店での無料写真展も実現し、数千人の一般の方々に写真を見ていただくことができました。生誕記念写真展は、その後福島、横浜、鎌倉、和歌山、宇部、下関の各地でも開催されました。
 マザーの生誕100年記念行事がひと段落ついた9月からは、フィリピンでの第三修練が始まりました。すでに4ヶ月が過ぎましたが、中でも1998年以来12年ぶりに行った1ヶ月の霊操イエズス会員としての霊的基盤を新たにされる恵み豊かな出来事でした。昨日終わったばかりの、ルソン島北部、ナトニンでのクリスマス実習も意義深いものでした。
 2011年は、第三修練の残り2ヶ月を完成させることから始まります。乗り越えなければならない最後の関門は、2月に行われる3週間のスラム実習です。体力をつけて、万全の態勢で臨みたいと思います。3月5日に無事すべての日程を終了できれば、3月いっぱいはインド、コルカタに滞在することになるでしょう。4月初旬までには日本に帰国し、いずれかの教会に派遣されます。どこに派遣されるにしても必ずイエス・キリストが共にいてくださいますから、何の心配もありません。5月にはついにわたしも40歳になります。これまで自称「青年司祭」でやってきましたが、何か新しい境地が開けるかもしれません。
 いずれにしても、今年もきっとあふれるほどの恵みに満たされた1年になることでしょう。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。遠くマニラより、皆さんの上に今年も神様の祝福が豊かにあるようにと切に祈っております。

※写真の解説…バギオ、イエズス会黙想の家から見た日の出。