フォト・ライブラリー(198)神戸ルミナリエ2011〜後半

神戸ルミナリエ2011〜後半

阪神淡路大震災慰霊碑のすぐ隣に造られた「不死鳥の庭」、震災による壊滅的な打撃から立ち上がり、ここまでの復興を遂げた神戸の街にふさわしい名前です。

闇の中に輝く色とりどりの数百万の小さな灯は、その一つひとつが、暗い世相の中にあってわたしたち心の中に輝く希望の光のようにも見えます。

今年は、池の周りにもイルミネーションが作られました。まるで、空に浮かんだ大きな王冠のように見えます。

「祈りの泉」と名付けられたこのイルミネーション、遠くから見てもきれいですが、ポイントは池に映る光の反射にあるようです。

神戸に来てから毎年のように出かけているルミナリエですが、会場に流れる音楽の力もあってか、行くたびごとに生きる希望や力を与えられます。阪神淡路大震災のあった年の12月から始まったというこのイベント、震災から16年以上が過ぎてもまだ完全に復興したとは言えない神戸の街を、今も励まし続けているようです。
★今年は12月12日(月)まで開催中。残り3日になりました。