FEBC『祈りの言葉に聞く』11〜貧しい人々の中におられるイエス


FEBC『祈りの言葉に聞く』11〜貧しい人々の中におられるイエス
 昨年、キリスト教放送局FEBCで放送された番組『祈りの言葉に聞く〜マザー・テレサに導かれて』。第11回目の原稿をお届けします。
 マザー・テレサに導かれながら、イエス・キリストが住むというわたしたちの心の一番奥深い部分、「存在の深み」へと旅を続けるこの番組。前回、イエスの愛と固く結ばれたマザーの心からは、出会うすべの人に向かって愛の喜びがあふれ出したというお話をしました。その喜びの中に「神の愛」を感じ取った人々の多くは、そのままマザーのそばを離れられなくなり、マザーの後について歩き始めました。マザーは、そのようにしてたくさんの人々の魂をイエスのもとに運んだのです。
 ですが、祈りの中でどれだけイエスの愛を感じ、喜びで満たされたとしても、現実の生活で出会う人たちにそれを分かち合うのは難しいことです。たとえば、貧しさの中で自暴自棄になり、世間を怨んで怒鳴り散らしているような人に、心から微笑みかけられる人はそれほど多くないでしょう。しかし、マザーはそんな人にも心からの笑みで語りかけました。なぜ、マザーにはそんなことができたのでしょう。マザーは、その秘密を次のように語っています。
「ご聖体のうちに、わたしはキリストをパンの形で見ます。スラムでは、キリストを貧しい人々の心痛む姿の中に見ます。傷ついた体、子どもたち、そして死にかけた人々の中にです。だからこそ、わたしはこの仕事ができるのです。」
★放送の原稿はこちらからダウンロードしていただけます。⇒ 祈りの言葉に聞く・第11回「貧しい人々の中におられるイエス」.pdf 直

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