冬の大阪城公園〜野鳥たちの世界2
関西でも屈指の梅の名所として知られる大阪城公園の梅林。数百本ある梅の中の1本で、今年最初の数輪が開花したところでした。「香篆」という種類だそうです。
まだ多くの梅はつぼみのまま。開花寸前のつぼみは、中に何か大きな力がこもっているような気がします。
カワラヒワの群れが、アキニレの種をついばんでいました。風切羽の黄色が印象的です。
ツグミが、桜の木に止まって空を見上げていました。何を見つけたのでしょうか。
これはおなじみのモズ。首をかしげて、何かを考えているようですね。
公園の何箇所かで、寒桜が開花を始めていました。ソメイヨシノと比べるて濃いピンクで、八重咲の花びらが印象的です。
シジュウカラが1匹、観光客の行き来する道のはたの木でじっとしていました。仲間でも待っていたのでしょうか。
ヒチヒチとかわいい声でなくジョウビタキの雌。地味な色合いですが、表情に素朴な美しさを感じます。
コンコンコンと木を突くような音が聞こえたので、辺りを見回すと、コゲラが一生懸命に木を突いていました。こんな都会の真ん中にも、キツツキがいるんですね。
四季折々の花で訪れる人の目を楽しませてくれる大都会のオアシス、大阪城公園が、じつは大都会に住む鳥たちのオアシスでもあったことに気づかされました。鳥たちの懸命な命の営みに感動すると同時に、こんな小さな鳥たちさえも豊かな恵みで育み、生かしてくださっている神の偉大さに感動します。