【今日の1枚・親子の会話】


親子の会話
 教会の庭で、親子のスズメを見かけることが多くなりました。巣立ったばかりで、自分でまだ餌をとることができない子スズメは、チーチーと鳴きながら親スズメのあとを一生けんめいに追いかけています。「餌をちょーだーい」とねだっているのです。親スズメは、餌を見つけると自分より先にまず子スズメに与えます。献身的な子育てです。
 そんな親子のスズメが、じっと向かい合って、何かを話している場面と出会いました。顔を近づける子スズメと、口を開いて何かを話しているような親スズメ。人間の耳には「チュンチュン」としか聞こえませんが、もしかすると「お前も早く、自分で餌をとれるようになるんだよ。お母さんだって、いつまで面倒見てあげられるかわからないんだから」。そんなことを話しているのかもしれないと想像してしまいました。子スズメが力強く育っていくことを、心から祈りたいと思います。