熊本地震復興支援from宇部・小野田5
6月8-9日、カトリック宇部・小野田ブロックの信徒の皆さん5人と一緒に、阿蘇YMCAにボランティアに行ってきました。現地の今を、写真でご覧ください。
地震でほとんどの家屋が被害を受けた、南阿蘇村黒川地区。阿蘇大橋を崩落させた大規模な土砂崩れの現場から、歩いて10分くらいのところです。
解散した避難所での、毛布の後片づけのボランティア。陸上自衛隊の隊員たちと一緒に、約1000枚の毛布を片付けました。
地震から2ヶ月が過ぎるいまも、ほとんど手つかずのまま残された家々。南阿蘇村の復興は、まだまだこれからです。
学生アパートの屋根から落ちた瓦の片づけ作業。炎天下での、厳しい作業でした。
今回は、学生1人と、四十代2人(私を含む)、60-70代3人でのボランティア活動でした。高齢の皆さんの多くは、土木作業の経験者。予想以上の大活躍でした。
学生アパートの物干し台に残されたメッセージ。震災前、この地域では68の下宿やアパートに約800人の学生が暮らしていました。学生たちが一日も早く戻って来られるよう、心から祈らずにいられません。
作業の終了後、東海大学農学部の学生さんたちが、大学周辺の被害状況を説明してくれました。亡き友のためにもと復興活動にあたっている学生さんたちの胸中を思うと、心が痛みました。
土砂崩れで崩落した阿蘇大橋。この橋の崩落で通行不能となった57号線に代わって阿蘇と熊本市内を結んでいるミルクロードは、冬季になると凍結して使用不能になる可能性があるとのこと。早急な対策が求められています。
東海大学農学部キャンパスの入り口。真下に活断層が通っていることから、大学は今後2年間、キャンパスを使用しないことを決定しました。学生たちの授業は、熊本市内のキャンパスで行われるそうです。
大きな被害を受けた学生アパート。たくさんの学生たちが下敷きになり、3人が亡くなりました。亡くなった学生さんたちのことを思うと、胸が張り裂けそうです。
阿蘇YMCAから歩いて5分のところに広がる、広大な水田。前回、わたしたちのグループが水路の修理をお手伝いした田んぼに、満々と水が張られていました。
車帰地区のはずれにある水源地。ここから湧き出た水が、近隣の田畑を潤しています。
雲のあいだから顔を出した阿蘇山。本格的な梅雨を迎え、二次災害が懸念されています。
阿蘇YMCAの敷地に咲いたアジサイ。心を癒してくれるブルーです。
阿蘇山に向かってまっすぐに続く農道。熊本YMCAからの思いがけない依頼で、この夏には熊本の子どもたちの「心のケア」のためのキャンプが宇部で開催されることになりました。これからも、地道な被災地支援を続けてゆきたいと思います。