やぎぃの日記(39) EASTER JOINT SERVICE


 昨晩、元町にある聖公会の聖ミカエル教会で"EASTER JOINT SERVICE"があった。昨年、市民クリスマスの後、中央教会の地下で教派を越えた青年の集いをして大いに盛り上がったのだが、あのときのメンバーで今度は一緒に復活を祝おうというのが今回の企画だった。今回は合同礼拝の代わりに聖公会の藤井尚人司祭に「テゼの歌」による黙想を指導してもらって、そのあとパーティーをした。
 平日の晩でもあるし、どれだけの人が集まってくれるかやや心配だった。だが、結果としては聖ミカエル教会はもちろん、カトリック六甲教会、聖ミカエル教会に隣接する日本基督教団の栄光教会からもたくさんの若者たちが集まってくれ、その数は30人を超えるほどにもなった。山登りからの続きでマシア神父様も参加して下さった。
 「テゼの歌」による黙想会には、ずっと以前に参加したことがある。それ以来CDを聞いたりして歌にはなじんでいたのだが、今回はあらためて「テゼの歌」が持つ潜在的な力の大きさに圧倒される思いだった。練習の時間からすでに気持ちが高いところに上げられ、歌を通して復活の喜びが心に流れ込んでくるような気がした。「見よ、兄弟がともに座っている。なんという恵み、なんという喜び」という詩篇133の言葉をみんなで歌った時には、思わず涙が出てきた。ふだん離れ離れの場所で同じイエス・キリストを礼拝しているわたしたちが、一つの床に座り、声を合わせて歌っている。ほんとうに、なんとういう恵み、なんという喜びだろうかと思わざるを得なかった。
 そんな調子で、わたしは初めから終わりまで感動し続けだった。終わってから参加してくれた若者たちにも感想を聞いたが、みんな普段とは違った心の深みでイエスを感じ取ることができたようだった。「テゼの歌」には、人の心の奥深くにまで神の愛をしみこませていく力があるのだ。
 黙想会の後のパーティーも、とても盛り上がった。あちこちに教派を越えた話の輪が出来上がり、わたし自身もたくさんのプロテスタントの若者たちと知り合うことができた。難しいことは抜きにして、本当にいい集まりだったと思う。またいつか別の機会にも共に祈り、語り合うことができればと思う。参加して下さったみなさん、どうもありがとうございました。
※写真の解説…祭壇に供えなられたキャンドルとイコン。