2011年7月14日(木) 嵐山に涼を求めて2〜天龍寺
夏の日差しが照りつける天龍寺です。涼しげな水面と輝く瓦屋根、真っ青な空が、夏ならではの美しさを作り出しています。
天龍寺開山の夢想疎石が700年前に作ったという曹源池庭園を眺めながら、皆さん大方丈の縁側で一休みしています。外はすさまじい日差しですが、ここには保津川の方から涼しい風が吹き込んできます。
別の角度から眺めた曹源池庭園です。夏の日差しが、庭園に鮮やかなコントラストを作り出しています。
小方丈に移り、畳の間に座ってしばらくぼんやりしました。厳しい暑さのせいか訪れる人も少なく、庭園を眺めながら静かな時を過ごすことができました。すべてのものがあるべき場所に置かれた、すばらしい庭園です。
境内の一角に、「半夏生」(はんげしょう)がありました。「半化粧」という表記もあるそうですが、確かに半分だけおしろいを塗ったようです。
天龍寺というと、このブログでも以前に写真を御紹介したとおり枝垂桜と紅葉が見事なお寺ですが、濃緑に包まれた夏の景色もなかなかです。
