京都、嵐山の残りモミジ
今週の木曜日、散り残ったモミジを求めて嵐山を散策してきました。まずは、秋の特別公開中の宝厳院から。苔の深い緑に赤やオレンジの紅葉が映え、まるで絵のような景色を作り出していました。
続いてお隣の天龍寺へ。ほとんどのモミジは散っていましたが、散り残ったモミジはひときわ赤く色づいて見事でした。
天龍寺から、竹林を通って常寂光寺に向かいます。
常寂光寺に向かう途中で見つけたドウダンツツジ。まるで燃え上がるような赤に染まっていました。
裏側に回って更にびっくり。太陽の光を浴びたドウダンツツジの葉が、まるで溶けた金属のような赤い光を放っていました。
常寂光寺の階段を上って多宝塔までたどり着きました。塔のすぐ近くで見つけたモミジです。
松尾芭蕉の弟子が住んでいたという落柿舎。名前の通り、庭に何本も柿の木が植えられています。
よく熟れた柿の実を、スズメたちが夢中でついばんでいました。近寄っても逃げる気配がありません。
二尊院の近くの公園で見つけたモミジ。赤というより、真紅と言った方がいい色づき具合です。
重なり合うようにして色づいた黄色と赤のモミジ。まるでモミジのカーテンです。
木の下に積もったモミジの葉。赤と黄色が絡み合うようにして落ちていました。
祇王寺の境内で見かけたモミジの大木。紅葉が、背後の緑によく映えていました。
築地塀に差し掛かるモミジの枝。京都らしい景色です。
祇王寺の参道で見かけたモミジ。季節の終わりを飾るのにふさわしい輝きを放っています。
化野念仏寺の境内は、モミジの落ち葉で一面覆われていました。いつ来ても、どことなくもの悲しい雰囲気が漂うお寺です。
境内の片隅で散り残ったモミジの大木。墓参に訪れる人たちを慰めているようでした。
瀬戸内寂聴さんの住む寂庵の前を通って大覚寺へ。壮麗な伽藍の中を歩いていると、平安時代に迷い込んだような気分になります。
広沢池から、モミジの枝越しに見た大覚寺の塔。心がシーンと静まる景色でした。
広沢池の遊歩道で見つけた残りモミジ。あちこち歩き回った疲れが吹き飛ぶほどの美しさでした。
今年の紅葉も、いよいよこれで終わり。来年は、どこでどんな紅葉を見ることになるのでしょう。今年の恵みに感謝し、来年を楽しみにしたいと思います。