京都・嵐山の紅葉2012
先週の木曜日、午後から時間ができたので阪急電車に飛び乗り、嵐山へ行ってきました。六甲から嵐山までは、電車で1時間ちょっとです。
阪急嵐山駅から一歩外に出ると、そこはもう真っ赤に染まった紅葉の世界。まずは渡月橋をわたって天龍寺を目指しました。
平日のせいか、思ったほどは混雑しておらず、スムーズに到着することができました。透過光で輝く紅葉の赤が、どこか雅な雰囲気を帯びているように感じられるのは京都だからでしょうか。
立ち止まってしばらく静かに眺めていると、美の世界からの招き声が聞こえてきます。声のする方にカメラを向け、一枚また一枚とゆっくり写真を撮っていきます。
真っ赤に染まったモミジに夕方の温かい光りが降り注ぐと、まるで燃えているような鮮やかな赤になります。
緑から、オレンジ、赤へと変わっていくプロセスがよく分かるモミジの枝です。このくらいの色づき具合のモミジもきれいですね。
こちらはまさに燃え上がらんばかりに色づいたモミジ。京都のモミジには大木が多く、紅葉の美しさが圧倒的なボリュームで迫ってきます。
透過光に輝く大きな枝を見上げました。京都ならではの景色です。
天龍寺は、14世紀に開山された京都でも有数の名刹。このモミジの木の一本一本が、歴史の重みを感じさせてくれます。
背後にお寺の屋根や白壁が写り込むのも、また京都ならでは。自然と一つに溶け合った仏教の建築は、自然と共に生きてきた日本人の心を現しているようです。