フォト・ライブラリー(287)ソウル訪問記1〜明洞大聖堂での叙階式

ソウル訪問記〜明洞大聖堂での叙階式

7月3日から6日の3泊4日で、イエズス会の日韓交流プログラムに参加するため韓国、ソウルに行ってきました。イエズス会韓国管区にとって最も大きな喜びのときである新司祭の叙階式に参加し、その喜びを共に分かち合うことが今回のプログラムの最大の目的でした。まず1枚目の写真は、叙階式が行われたソウル教区のカテドラル、明洞大聖堂です。

1898年に、李氏朝鮮の迫害による殉教者たちを記念して献堂された明洞大聖堂は、600万人の信徒を擁する韓国カトリック教会のシンボルとも言うべき建築物。高さ46.7mの鐘楼がソウル全域に平和の鐘の音を響かせています。

叙階式が始まる直前の聖堂の様子です。この日は、ソウル中から1000人以上の信徒たちが集まって叙階式を共に祝いました。

聖堂の正面にある壮麗なステンドグラス。このステンドグラスゆえに、明洞大聖堂は東洋一美しいゴシック様式聖堂と言われています。

側廊のすべての窓にも美しいステンドグラスがはめ込まれています。この教会を建てたパリミッション会の宣教師たちの、東洋宣教にかける思いが伝わってきますね。

聖堂の裏手にあるルルドで、ご婦人たちが一生懸命に祈りをささげていました。きっと新司祭たちの上に神の豊かな恵みを願っているのでしょう。

叙階式を準備した韓国管区の若手司祭と神学生たち。韓国管区は、管区の平均年齢がなんと46歳(日本管区は69歳)というまだ本当に若い管区です。

場所を変えて、夜はイエズス会員だけでの祝賀会が行われました。神学生たちが十八番の歌「サランヘ」を披露し、大いに盛り上がっているところです。たくさんの若手司祭や神学生たちに囲まれて、わたしも本当に幸せでした。こんなにたくさん若いイエズス会員がいるなんて、まるで天国のようです。