フォト・ライブラリー(354)京都府立植物園〜花の回廊・早春の草花展・後半

京都府立植物園〜花の回廊・早春の草花展・後半

京都府立植物園の芝生広場に特設された簡易温室の中に出現した、200種10000株のお花畑。続きをお楽しみください。まずは、純白のマーガレットからです。

こちらは春の代表的な花の一つ、デイジー。まるで花火のように広がる無数の花びらが魅力的です。

こちらは花びらのドレープがゴージャスなラナンキュラス。まるで王女様のドレスのようです。

凛とした気高さを感じさせる、白いマーガレット。マーガレットには咲き方が何種類かあるようです。

蕾がかんざしの飾りに似ていることから名づけられた、ヒロハハナカンザシです。

幸せと長寿を招く福寿草。日差しを浴びると、金色に輝いて神々しく見えます。

こちらはピンクのマーガレット。かわいらしく、親しみやすいですね。

サクラソウは英語でプリムラと呼ばれます。春に最初に咲く花という意味だそうです。

この温室の中だけで、ゆっくり半日は楽しむことができるでしょう。なぜ、そんなに花に夢中になるのかとときどき聞かれますが、それはやはりわたしの実家が園芸農家だったことと関係しているでしょう。

しかし、外に一歩出るとまだ寒い北風が吹きすさんでいました。梅林では、早咲きの梅の花が、一輪一輪と固い蕾を開かせていました。

この時期の山野草で最も人気があるものの一つ、バイカオウレン。花びらに見えるのは実はガクで、中に小さな本当の花びらがあります。

一輪だけ花を咲かせた雪割草。名前の通り、寒さにとても強い花です。

オウレンや福寿草、雪割草にもひけをとらない人気者、節分草です。節分の時期に開花することからこの名がつきました。

まるで猫の毛のようにふわふわしたネコヤナギ。繊細な毛の一本一本が、シルクのように輝いて見えました。

帰り道、木の上から響くトントントンという音を聞きました。見上げると、木の実を器用につかんだヤマガラが食事中でした。

こちらはコゲラ。一生懸命に木をつついて餌を探しています。活発になってきた鳥たちの動きにも、春の到来の近さを感じます。職員やボランティアの皆さんによって隅々まで手入れが行き届き、たくさんの草花や鳥たちの命と出会える京都府立植物園。また別の季節に行ってみようと思います。