京都府立植物園のバラたち2013
先日、仕事で京都に行った帰り、雨の京都府立植物園を散策しました。
植物園ではいま、ちょうどバラの花が満開。数十万本のバラたちが、広大な庭園で咲き誇っていました。
赤やピンク、白、黄色、オレンジと色とりどりに咲いたバラの花。一輪一輪がそれぞれに美しく、どこから写真に撮っていいか迷ってしまいます。
マチルダという品種のバラ。白い花びらにうすいピンクが混じって、とても愛らしい色合いです。
まるで女王のような風格を漂わせた、とてもバラらしいバラです。
これは、いわゆる「アンネのバラ」。赤とオレンジが交じり合ってとても美しいですが、どこかに悲しみを湛えているようでもあります。
一本の茎から赤とオレンジの花が咲いている、珍しいバラの花を見つけました。
黄色からオレンジへと変わっていくグラデーションがなんとも美しいですね。
雨の中で訪れる人もまばらな庭園に咲いたバラたち。「バラは何のために咲くのでもない。バラは咲くがゆえに咲く」と言ったのは、確かシレジウスだったでしょうか。
まるで燃えているような赤いバラ。水滴が、美しさを際立たせているようです。
インカと名付けられた黄色いバラの花。南米のインカ文明からの連想でしょうか。
バラの花を見ていると、「栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」というイエスの言葉を思い出します。神の愛を受けて懸命に咲くバラたちに励まされた、雨の日の散歩でした。