フォト・ライブラリー(364)「あわじ花さじき」の菜の花2013

「あわじ花さじき」の菜の花2013

先週の木曜日、明石海峡大橋を渡って淡路島に行ってきました。お目当ては「あわじ花さじき」の菜の花と、明石海峡公園のチューリップ。まずは、「あわじ花さじき」の菜の花の写真からお楽しみください。

16ヘクタールという広大な敷地に植えられた数百万本の菜の花。そのスケールの大きさに圧倒されます。いくつかの区域に分けられ、この斜面は「癒しの花園」と呼ばれています。

ムラサキハナナの紫と菜の花の黄色、リナリアの紫が三色のストライプを作り出していました。今の時期は、この三種類の花が見ごろです。

こちらは「共生の花園」と呼ばれる区域。雲一つない青空の下、春の陽ざしを浴びて菜の花が鮮やかな黄色に輝いていました。

「共生の花園」の向かい側の斜面はお隣の牧場の放牧地。牛たちが、のんびりと青草を食んでいました。

見渡す限りに広がる黄色の絨毯。一ヵ所にこんなに黄色を使ってしまうと、世界のどこかで黄色が足りなくなるのではないかと心配になります。神様の絵の具には、きっと限界がないのでしょう。

こちらは「ふれあいの花園」と呼ばれる区域。ここには、菜の花と一緒にリナリアとムラサキハナナも植えられています。丘の上に見えるのは展望台です。

神戸の街中の花壇でもよく見かけるリナリア。同じ時期に咲く金魚草に似ていることから、和名は姫金魚草というそうです。

庭の片隅で数輪の花が咲いていても夢中で写真を撮ってしまうわたしにとって、ここはまさに地上の楽園。時が過ぎるのを忘れてしまいます。

アゲハチョウも、花から花へと飛び回って蜜を吸っていました。栄養がよいせいか、ちょっと太り気味のようです。

「天空の小路」と呼ばれる散歩道では、ポピーも満開を迎えていました。大きな花びらが、太陽の光を一杯に浴びて輝いています。

淡路島では、この数日前に大きな地震がありました。淡路島北部はほとんど被害がなかったのに、客足がすっかり遠のいてしまったとお店の方が嘆いていました。

パンジーで作られた大きな目の形の花壇。宮沢賢治がデザインした花壇を再現したものだそうです。そう言われてみれば、どこかに哀愁をたたえたようなまなざしですね。