やぎぃの日記(46) 馬場俊英コンサート

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 昨日の晩、教会学校のリーダーたちに誘われてコンサートに行ってきた。馬場俊英という人のコンサートだった。コンサートに行くのは本当に久しぶりのことだった。しかも、クラッシックではなくポップミュージックのコンサートということになると、大学生のころ以来かもしれない。
 誰やらの歌がとてもいいからぜひ一緒に行きましょうと誘われてOKしたのだが、西宮北口の会場に着く直前まで誰のコンサートなのかはっきりと知らなかったし、名前を聞いた後でさえ誰なのかわからなかった。会場に着いてから詳しいリーダーに説明を聞くと、馬場俊英という人は、長い下積み生活をへて最近ようやく脚光を浴び始めた埼玉県出身の42歳のシンガーソングライターだそうだ。結婚もしており、2人の子どもがいるという。「なにしろ歌詞がいいですから」とそのリーダーは言っていた。
 彼が半年前から予約してくれていたお陰で、前から4列目の席で聴くことができた。舞台に現れた馬場俊英氏は、物腰が柔らかく笑顔がさわやかな好青年だった。言われなれば20代くらいにも見える。1曲目から、歌詞の持つ力と彼の歌唱力に打たれた。歌詞の所々にちりばめられた「バブル」、「昭和」、「ふぞろい」(の林檎たち)などのキーワードも、わたしくらいの年齢の観客にはぐっと迫ってくるものがある。ぼくは昭和に生まれ、夢を追いかけて生きてきた。これからも死ぬまで夢を追いかけて生きていくだろう。何があってもあきらめず夢を追って生きていこう、というようなメッセージがどの曲にも込められているようだった。長い下積み時代を過ごしてきた彼にとって、それらの歌はおそらく自分を励ますための歌でもあるのだろう。
 アンコールの曲が4曲くらい披露されたが、それでも何か最後まで会場を去りがたいような雰囲気が全体に残った。わたし自身は、同じ時代をがんばって生き抜いてきた仲間のそばを離れがたいというような感じがした。彼の歌は、疲れ切った今の時代が求めてる歌なのだろう。わたしも、彼の歌のように人々を力づける説教やミサができるようになりたいなと思った。