《「年の黙想」終了のお知らせ》


「年の黙想」終了のお知らせ
 「御聖体の宣教クララ会」軽井沢修道院において行われていたイエズス会日本管区の2011年度管区黙想会が、今朝、無事に終了しました。皆様のお祈りに心から感謝いたします。
 カラマツやハルニレの木々に囲まれた静かな修道院で、神学生や若手の司祭たちと共に過ごした祈りの8日間は本当に豊かな恵みの時でした。修道院の聖堂で御言葉を黙想しているときはもちろん、辺りを散策しながらアカハラツグミなど野鳥たちの声に聴きほれたり、木々の間から時おり顔を出す浅間山の雄姿に見入ったりしているときなどにも、まるでそのまま「神の国」に吸い込まれてしまいそうな気がしたことがたびたびありました。8日間という短期間ではありましたが、昨年11月の大黙想のときに与えられた恵みに引き戻され、神の大いなる御業の前にひれ伏すようにして過ごした日々でした。
 黙想会最後の晩と終了後の半日を使って行われた「若手司祭交流会」も有意義なものでした。与えられた場所や仕事は違っても、「神のより大いなる栄光」というただ一つの目標に向かって自分のすべてを差し出しながら生きる仲間たちの存在から、百万の言葉にもまさる強い励ましを感じました。わたしたちの分かち合いを聞いたあとで、この黙想会の指導のためにわざわざローマから来てくださった菅原神父様が「皆さんの話を聞いていて、イエズス会日本管区は健在だとはっきり感じました」と言ってくださいましたが、わたしもまったく同感でした。さまざまな困難に直面してはいますが、この仲間たちがいる限り何も恐れることはないと思えます。
ブログやtwitterを通して、今回の黙想の恵みを皆さんと少しずつでも分かち合っていければと願っています。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

★なお、わたしは明日から3日間ほど福島の被災地に入り、そのあと25日に神戸に戻ります。