フォト・レポート(101)Calcutta2011〜ガンジス川・前半

Calcutta 2011〜ガンジス川・前半

しばらく中断していましたが、今年3月、カルカッタに滞在していた時の写真の続きをアップしていきたいと思います。まずはカルカッタのシンボル、フーグリー川の沐浴風景からです。インドの母なる大河ガンジスは、河口部でいくつかの流れに分岐してベンガル湾に流れ込みますが、その分流の一つがフーグリー川。流れているのはガンジスの水に間違いありません。

カルカッタと対岸のハウラーを結ぶ巨大な鉄の橋、ハウラー橋に向かって汽船が進んでいきます。汽船は、近隣の街とカルカッタを結ぶ大切な交通手段の一つです。よく見ると、橋を無数の人たちが渡っているのも見えます。

フーグリー川の沐浴場に、たくさんの人が行列を作って降りていきます。このような沐浴場のことを、ヒンドゥー語で「ガート」と呼びます。

白衣に着替えた男性が、母なる大河に花を捧げていました。ガンジスの流れは、それ自体がヒンドゥーの女神、ガンガーの御神体です。母の腕に身を委ねて、この男性は一体なにを祈っているのでしょうか。

花を載せた盆を流れに沈めると、このような模様が川面に現れます。母なる大河は、人々の捧げもので美しく着飾りながらゆっくり海へと流れてゆきます。
★11月26日(土)10:00より、カトリック六甲教会聖堂にてマザー・テレサ記念ミサとカルカッタ報告会を行います。どなたでもお気軽にご参加ください。