フォト・ライブラリー(601)カルカッタ・ダージリン巡礼④カーリー寺院と「死を待つ人の家」

カルカッタ・ダージリン巡礼④カーリー寺院と「死を待つ人の家」

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カルカッタ・ダージリン巡礼の写真報告も、今回が最終回。まずは、旅の食事をご紹介します。インドと言えば、やはりカレー。旅の間、カレーを食べる機会が多かったです。これはチキンカレー。辛さの度合いが日本とは違います。

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これはグリーンピースとカッテージチーズのカレー。マイルドな味で食べやすかったです。

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インド料理の定番、ダルカレー。ダルというのは、レンズ豆のことです。

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焼きたてのナン。カレーを付けなくてもおいしいくらいです。

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インドの飲み物というとラッシーやチャイが有名ですが、意外とお勧めなのがこれ、ライムを絞ってサイダーを加えたライムソーダ。さっぱりしていて飲みやすいです。

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街角で出会った兄弟。一緒に撮ってくれと頼まれました。

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今回の巡礼の最期の目的地は、カルカッタの外れにあるヒンドゥー教の聖地、カーリー寺院に隣接するマザー・テレサの施設「死を待つ人の家」です。

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たくさんの人々が行き交うカーリー寺院の参道。参拝に必要な花や土産物を売る店が、両側にびっしり並んでいます。

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鮮やかなサリーを身にまとった女性たち。寺院にお参りするときは、一番いい服を着て来るようです。

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お母さんに抱かれた子ども。澄んだ大きな瞳が印象的です。

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インドではよく見かける、サトウキビジュース屋さん。おいしそうですが、外国人観光客が飲むとお腹を壊す場合が多いようなので、まだ飲んだことはありません。

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額や髪につけたり、神様の像にかけたりして使う鮮やかな染料。ビンディと呼ばれています。

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こちらはトウモロコシ屋さん。火鉢で焼いて売っています。

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ココナッツの実を割るココナッツ・ジュース屋さん。見事な手際です。

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ストローをさして、ココナッツジュースを飲む人たち。おいしそうですね。

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道端で、参拝客を待っている人力車引きのおじさんたち。ずいぶん年季が入った人力車です。

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道端の土産物屋さん。黒い顔に目が3つ、舌をべろっと伸ばしているのが、カーリー寺院の主祭神、カーリー女神です。カルカッタという名前は、この寺院の名に由来するとも言われています。カーリーカッタ⇒カルカッタということでしょう。

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カルカッタで最も聖なる場所として、いつもたくさんの参拝者であふれるカーリー寺院の参道。古きよきインドの伝統を感じさせてくれます。

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カーリー寺院に隣接する、マザー・テレサの施設「死を待つ人の家」。道端で死にかけている人たちを、せめて最後は人間らしく天国に送ってあげたいというマザーの願いから生まれた施設です。

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「死を待つ人の家」の建物は、かつてカーリー寺院の巡礼者宿泊施設でしたが、マザーの志に共感した市当局によってマザーに貸し出されました。当初は反対も多かったそうですが、マザーの活動の様子を見て、誰も何も言わなくなったとのことです。

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久しぶりに「死を待つ人の家」でボランティアをさせてもらいました。かつては結核、癌などの患者さんが多く、本当に亡くなってゆく方が多かったのですが、現在では、重い怪我を負った方々のリハビリ施設として生まれ変わっていました。結核や癌の方は、専門の病院に入院させるそうです。

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参道で売られている祭器具。先が3つに割れた槍は、シバ神の槍だそうです。

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昔から変わらないカルカッタの生活風景。インドが急速に発展していると聞いて、変わってしまったのではないかと心配していましたが、25年前とあまり変わっていないので安心しました。

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最期に、マザー・ハウスで、マザー・テレサの3代目の後継者シスター・プレマと記念撮影。明るい笑顔が印象的な、ユーモアのセンスにあふれたシスターです。

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マザーのお墓での、巡礼団としての最後の記念撮影。たくさんの恵みにあふれた、本当に素晴らしい巡礼でした。

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夕暮れどきのフーグリー川とハウラー駅。「今度は10年後とかじゃなくて、もっと早く来なさい」とシスター・プレマに言われたので、また何年かしたら巡礼団を組みたいとも思います。ただ、カルカッタは「呼ばれたときにしか行けない街」。すべては神様しだいです。