初夏の大原、アジサイ散歩〜前半
いよいよアジサイが満開を迎えたというので、先日お休みを利用して大原の山里を散策してきました。まずは三千院の庭園で見かけたシチダンカから。
冬のあいだ締め切られていた戸が開けられ、縁側に毛氈が敷かれました。その赤が、濃い緑に覆われた庭と美しいコントラストを作り出しています。
つくばいの傍らに、ユキノシタが咲いていました。湿気の多い日陰を好む花だとは思っていましたが、こんなところにも咲くんですね。ひっそりと静かな雰囲気が、つくばいにぴったりです。
広い境内に7000株のアジサイが植えられているそうです。しっとりと雨に濡れて、どの株もとてもきれいでした。
小雨の中、アジサイの咲く庭を散策しました。平日は訪れる人も少なく、静かに心を癒される庭園です。
濃い緑に彩られたお庭。目立つ花は咲いていませんでしたが、なぜか心を惹かれる眺めでした。調和の美でしょうか。
庭の片隅に、「京鹿の子」も咲いていました。京都で染められる着物の「鹿の子模様」に似ていることからその名前が付いたそうです。雅な花ですね。