「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第11回〜霊的な闇3


講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第11回〜霊的な闇3

 夏休みとマザーの帰天15年行事の関係でしばらく中断していましたが、講座の本論の方に戻っていきたいと思います。第9回、第10回とマザーの「霊的な闇」がどのように始まり、どのようにマザーを苦しめたかということを見てきました。今回は、いよいよマザーの「霊的な闇」の核心部分に迫っていきます。
 1961年に行われた一つの黙想会をきっかけにして、マザーの内面に大きな転機が訪れました。黙想会の後、指導司祭のヨセフ・ノイナー神父に宛て送った手紙の中で、マザーは次のように書いています。
「この11年間で初めて、わたしは闇を愛することができるようになりました。なぜなら、今のわたしはこの闇が地上でイエスが味わった闇と痛みの小さな、ほんの小さな一部分でしかないと信じているからです。」
 一体、マザーの心の中で何が起こったのでしょう。なぜ、あれほどまでに苦しめられ、恐れていた闇を愛することができるようになったのでしょう。
★今回の講義録は、こちらからPDFでダウンロードできます。⇒ 金曜講座・第11回「霊的な闇」3〜光り輝く闇.pdf 直
★この講座は毎週金曜日、19時から三ノ宮の女子パウロ会書店で開講されています。詳細はこちらから。⇒ キリスト教入門講座・秋学期チラシ.PDF 直
※写真の解説…ボランティアの若者に語りかけるマザー。「死を待つ人の家」にて。/「神の愛の宣教者会」の制服を着たマリア像。誓願式のお祝いに。