講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第12回〜喜びの使徒1
ここまで、「スラム街の聖女」マザー・テレサの出発点となった、ダージリンへ向かう列車の中でのイエスの渇きとの出会いの出来事、そしてマザーとイエスの一致を不動のものとし、彼女の輝きの源となった闇の体験についてお話ししてきました。今回からは、それらの内的体験がどのようにマザーの活動に反映されたのか、内的体験をマザーは日常生活の中でどのように生きたのかについてお話ししていきたいと思います。
マザーの日常は、マザー自身が使っていた「喜びの使徒」という言葉に要約することができるでしょう。イエスの渇きを喜びで満たし、人々の渇きを喜びで満たす。マザーはそのようにしてイエスに仕え、福音を宣べ伝える使徒でした。その喜びは、具体的には①人々への奉仕と、②徹底した清貧の生活の中に現れていたといっていいでしょう。今回は、人々への奉仕に現れたマザーの内的生活についてお話ししたいと思います。
★この講座の講義録は、こちらからPDFでダウンロードできます。⇒ 金曜講座・第12回「喜びの使徒」1.pdf
★11月17日(土)に大阪府、カトリック豊中教会でマザーの「霊的な闇」についてお話しします。詳細はこちらをご覧ください。⇒ マザー・テレサ写真展in豊中.jpg
★この講座は毎週金曜日、19時から三ノ宮の女子パウロ会書店で開講されています。詳細はこちらから。ただし、来週10月20日は「年の黙想」のためお休みです。⇒ キリスト教入門講座・秋学期チラシ.PDF