大阪城公園の小鳥たち〜メジロ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラなど
小春日和が続いて梅が一斉に開花した大阪城公園の梅林で、メジロが花の蜜を吸っていました。まるで、花を愛でているかのような優しいまなざしが印象的でした。
食事中のメジロ。花ごと食いちぎることはせず、顔を花びらに埋め、嘴から細い舌を伸ばして蜜だけを吸い取ってゆきます。
満開の梅林を前にして、次はどの枝に飛び移ろうかと思案中のメジロ。ころころした体とまん丸な目がかわいらしいですね。
首をかしげているメジロ。後ろの梅の花が、まるでリボンのように見えます。
サザンカの花に首を突っ込んでいるメジロ。花が大きいので、きっと蜜も多いのでしょう。ごくごくと、いつまでも飲み続けています。
豊国神社の裏手で、つがいのエナガと出会いました。桜の枝につかまって、まるで鉄棒をしているようです。
一つまみほどの苔をくわえたエナガ。近くに巣を作っているに違いありません。エナガは、蜘蛛の巣や苔、鳥の羽を使ってかわいらしい巣を作ります。
翼を大きく広げたエナガ。まるで天使のようなかわいらしさです。
桜の枝からこちらを見下ろしているエナガ。ちょっと挑発的な横顔です。
梅林で見かけたジョウビタキの雄。普通、ジョウビタキの雄の頭は灰色ですが、この個体は青が混じっていました。とてもカラフルなジョウビタキです。
勢いよく木くずを飛ばしながら餌を探しているコゲラ。日本で一番小さなキツツキです。
市民の森では、シジュウカラの群れに出会いました。この日はぽかぽかあたたかくて、鳥たちの活動がとても活発でした。
首をぐっと伸ばして辺りを見回すシジュウカラ。がっちりした爪で幹にしがみつくので、どんな格好をしても落ちることがありません。
下に向かって歩いていくシジュウカラ。こんな芸当ができるのも、シジュウカラならではです。
地面におりて餌を探しているシジュウカラ。木の裏側を覗きこんでいます。
ハルニレの種をついばんでいるカワラヒワ。スズメくらいの大きさですが、ピッピーと高い声で鳴いているのですぐに分かります。
御濠の周りを歩いていると、どこからともなく「ホーホケキョ」とおなじみの声。どうやら、近くの茂みから聞こえいてるようです。覗き込んでみるといました。今年の初鳴きをしているウグイスです。
梅の花が満開を迎えようとしている大阪城公園。鳥たちも次々とつがいを組み、春を謳歌し始めています。生命の力に満ちあふれた季節、花や鳥を見るにつけ、神の創造の業の偉大さを讃美せずにいられません。