フォト・ライブラリー(420)大阪城公園の小鳥たち〜メジロ、ジョウビタキ、エナガ、シジュウカラなど

大阪城公園の小鳥たち〜メジロジョウビタキエナガシジュウカラなど

 小春日和が続いて梅が一斉に開花した大阪城公園の梅林で、メジロが花の蜜を吸っていました。まるで、花を愛でているかのような優しいまなざしが印象的でした。

 食事中のメジロ。花ごと食いちぎることはせず、顔を花びらに埋め、嘴から細い舌を伸ばして蜜だけを吸い取ってゆきます。

 満開の梅林を前にして、次はどの枝に飛び移ろうかと思案中のメジロ。ころころした体とまん丸な目がかわいらしいですね。

 首をかしげているメジロ。後ろの梅の花が、まるでリボンのように見えます。

 サザンカの花に首を突っ込んでいるメジロ。花が大きいので、きっと蜜も多いのでしょう。ごくごくと、いつまでも飲み続けています。

 豊国神社の裏手で、つがいのエナガと出会いました。桜の枝につかまって、まるで鉄棒をしているようです。

 一つまみほどの苔をくわえたエナガ。近くに巣を作っているに違いありません。エナガは、蜘蛛の巣や苔、鳥の羽を使ってかわいらしい巣を作ります。

 翼を大きく広げたエナガ。まるで天使のようなかわいらしさです。

 桜の枝からこちらを見下ろしているエナガ。ちょっと挑発的な横顔です。

 梅林で見かけたジョウビタキの雄。普通、ジョウビタキの雄の頭は灰色ですが、この個体は青が混じっていました。とてもカラフルなジョウビタキです。

 勢いよく木くずを飛ばしながら餌を探しているコゲラ。日本で一番小さなキツツキです。

 市民の森では、シジュウカラの群れに出会いました。この日はぽかぽかあたたかくて、鳥たちの活動がとても活発でした。

 首をぐっと伸ばして辺りを見回すシジュウカラ。がっちりした爪で幹にしがみつくので、どんな格好をしても落ちることがありません。

 下に向かって歩いていくシジュウカラ。こんな芸当ができるのも、シジュウカラならではです。

 地面におりて餌を探しているシジュウカラ。木の裏側を覗きこんでいます。

 ハルニレの種をついばんでいるカワラヒワ。スズメくらいの大きさですが、ピッピーと高い声で鳴いているのですぐに分かります。

 御濠の周りを歩いていると、どこからともなく「ホーホケキョ」とおなじみの声。どうやら、近くの茂みから聞こえいてるようです。覗き込んでみるといました。今年の初鳴きをしているウグイスです。

 梅の花が満開を迎えようとしている大阪城公園。鳥たちも次々とつがいを組み、春を謳歌し始めています。生命の力に満ちあふれた季節、花や鳥を見るにつけ、神の創造の業の偉大さを讃美せずにいられません。