フォト・ライブラリー(352)六甲の冬景色

六甲の冬景色

今日は、わたしが住んでいるカトリック六甲教会とその周辺で撮った写真をご紹介したいと思います。まずは、教会のベランダから見た冬の朝の景色。大阪湾の向こう側に見えている街並みは大阪の堺市岸和田市、山並みは葛城山です。

雪が降った日の朝。もともとおしゃれな神戸の街の美しさが、雪化粧でさらに引き立てられています。

教会の庭の山茶花も雪化粧。でも、ちょっと寒そうですね。

モクレンの冬芽にも雪が積もりました。ふかふかの毛で包まれているから、きっと中は暖か。大丈夫でしょう。

イエズス会修道院の庭先に見慣れない鳥がやってきました。海辺に住む青い鳥、イソヒヨドリです。「幸せの青い鳥」は意外と身近なところにいるのかもしれません。

こちらはおなじみのムクドリ。北風に吹かれて、なんだか普段よりかっこよく見えます。

ビワの木の花の蜜を吸いに、メジロがやって来ていました。真冬に花を咲かせてくれるビワの木は、小鳥たちの人気者です。

こちらは、木の枝に止まって北風に対峙する一羽のスズメ。「孤高のスズメ」という感じです。

ご近所の柿の木に、たくさんのメジロが集まっていました。枝に残っていた柿の実が、ちょうど食べごろを迎えたのでしょう。小鳥たちは、いつどこにおいしいものが現れるかよく知っているようです。

細い舌を伸ばして、果肉をうまくすくい取っていきます。よく熟れた柿の実を、スプーンですくって食べているようなものなのでしょう。

メジロの大群に混じって、スズメくんも頑張って柿の実を食べていました。足をしっかりふんばって、落ちないでね。

夕暮れ時のカトリック六甲教会。冬の青空に、高く伸びる鐘楼の姿が映えます。

六甲山の向こうに、冬の夕日が沈んでいきました。ある写真家が、「感動するために必要なものは、いつもわたしの半径3m以内にある」と言っていましたが、まったく同感です。この世界を、すみずみまで豊かに満たす神の恵みに感謝。