フォト・ライブラリー(357)春爛漫の大阪城公園〜花と鳥たち

春爛漫の大阪城公園〜花と鳥たち

咲き誇る桃やスモモの花。蜜を求めて花々の間を飛び回る小鳥たち。大阪城公園はいま、まさに春爛漫です。躍動する命の輝きを、写真でお届けしたいと思います。

大阪ビジネスパークに隣接する桃園には、白からピンク、赤まで色とりどりに12品種、200本の桃が植えられています。これはピンクの花。まさに「桃色」という感じがします。

大きな桃の花には蜜もたっぷり。メジロたちが大喜びで花から花へと飛び回っていました。

嘴を奥までつっこんで、夢中になって蜜を吸うメジロ。桃の蜜、きっととても甘いのでしょうね。

次はどの花にしようかなと、周りを見回しているメジロ。ぜいたくな悩みです。

こちらは純白の桃の花。青空に向かって凛とまっすぐに伸びる枝いっぱいに咲いて、とてもすがすがしい美しさです。

真っ白な桃を目指して、ミツバチが飛んでゆきます。足にはもう、たくさんの花粉がついていますね。

おしべやめしべと戯れるミツバチ。大喜びではしゃいでいるのかもしれません。

花が散った梅の枝に、オスのジョウビタキが一羽。ヒー、ヒーと細い声で鳴いていました。中国に帰る時が迫っています。

一際鮮やかな黄色のマヒワ。体の模様などから言ってもマヒワに間違いないと思うのですが、こんなに色が濃いのは珍しいですね。

公園のあちこちで、雪柳も満開を迎えていました。陽ざしを浴びて輝く雪のような白さです。

ご近所の人たちでも、「ここの桜は早く咲く」と思っている人がいるようですが、森ノ宮駅の近くで満開を迎えているこの花はベニバスモモ。環状線の車窓からもよく見えます。

桜の仲間のようですが、一回り小さくて、とても繊細な花。ちょっとした風でも散ってしまうので、満開を楽しめるのはほんの数日です。

スモモの花にスズメが止まっていました。蜜を吸いに来たのかもしれませんね。

ほんのり薄いピンクの花びらの中から、メジロも顔を出しました。お腹がいっぱいなのか、ちょっとぼけっとした表情です。

花や鳥、虫たちなどあらゆる生き物の命の喜びにあふれた大阪城公園。私たちも、大きな喜びの中で復活祭の到来を待ち望みたいと思います。