【フランシスコ教皇、復活の八日間のメッセージ】


フランシスコ教皇、復活の八日間のメッセージ
■復活の八日間のメッセージ■
「時に、涙はイエスを見るために必要な眼鏡です。主に、涙の恵みを願いましょう。それはすばらしい恵みです。」(復活の火曜日ミサ)
「生き方そのものによって『私は主と出会いました』と伝えられるよう、神の恵みを願いましょう。キリスト教徒の証は『私は主と出会いました。だからこそ、このように生きているのです』ということに要約されます。」(復活の火曜日ミサ)
「キリストの復活は私たちの最も大切な確信であり、最も貴重な宝です。この宝を分かち合わずにいられるでしょうか。このすばらしい確信を、他者と分かち合わずにいられるでしょうか。それは私たちだけのものではなく、伝えるべきものなのです。」(復活の水曜日一般謁見)
「復活の最初の証人は女性でした。これは素晴らしいことです。子どもや孫にキリストの復活を証することは女性の使命なのです。教会の中で女性は、主に心の扉を開くこと、主に従い、主のみ顔を伝えることにおいて特別な役割を持ってきたし、今も持っています。」(復活の水曜日一般謁見)
「驚きは、イエス・キリストとの出会いの中で神が与えて下さる大きな恵みです。驚きは、喜びのうちに私たちを自分の殻から引き出してくれます。それは単なる感情の高ぶりではなく、何かもっと深いものです。」(復活の木曜日ミサ)
ブエノスアイレスの教区事務局で30年働いている謙遜な男性。彼は仕事で外出する前にイエスの名を呼びます。理由を尋ねると『イエスの名を呼ぶと、力が湧き、自信が生まれ、イエスが一緒にいること、守ってくれることを思い出すのです』とのことでした。この男性は神学を学んだことがありません。洗礼の恵みと聖霊の力があるだけです。この証はすばらしいものです。なぜなら、この世界はたくさんの救い主の名を告げますが、本当に救って下さるのはイエスの名だけだからです。」(復活の金曜日ミサ)
「主は『あなたがたに平和があるように』と言われました。これは単なる挨拶ではなく、弟子たちへの贈り物です。この平和は、悪に対する神の愛の勝利の実りであり、ゆるしの実りです。神のいつくしみを体験したことから生まれる、本当の平和なのです。」(神のいつくしみの主日、レジナ・チェリ)
キリスト教徒であること、キリスト教徒として生きることを恐れてはなりません。出かけてゆき、復活したキリストを告げ知らせましょう。キリストこそ私たちの平和であり、キリストは愛とゆるし、血と慈しみによって平和を実現して下さったからです。」(神のいつくしみの主日、レジナ・チェリ)
「神は、全てをただちに求めがちな人間のようにせっかちではありません。神は私たちを愛しているので、辛抱強く待ちます。神を愛する人はそれを理解し、希望し、信頼することができます。あきらめることなく、ゆるしていただくことができるのです。」(神のいつくしみの主日、ラテラン教会着座ミサ)

「これまでの司牧活動の中で、人々が『神父様、私は罪深いのです』と言うのを何回聞いたでしょう。私はその度ごとに誓って言いました。『恐れてはいけません。神のもとに立ち返りなさい。神はあなたを待っています。神が全てをよくして下さるでしょう。』」(神のいつくしみの主日、ラテラン教会着座ミサ)
「『主よ、私はここにいます。私の貧しさを受け入れて下さい。あなたの傷の中に私の罪を隠してください。あなたの血で私の罪を洗い流してください』と祈ることでイエスの傷の中に入ってゆく勇気を見つけた人を、これまでの人生の中でたくさん見てきました。」(神のいつくしみの主日、ラテラン教会着座ミサ)
教皇様のツイート■
2013/04/04/19:13
「神は私たちを愛しておられます。神を愛することを恐れてはなりません。信仰は、唇と心によって、言葉と愛によって告白されるものです。」
2013/04/07/19:18
「イエスが私たちを見るまなざしは、なんと美しいことでしょう。なんと優しさに満ちていることでしょう。神の忍耐力とあわれみ深さへの信頼を、決して失わないようにしましょう。」
■フランシスコ教皇あれこれ■
好きなスポーツ/バスケットボール、サッカー(CAサン・ロレンソのファン)。
趣味/子どもの頃は切手集め。現在は読書と音楽鑑賞。
好きな作家・本/ヘルダーリン、マンゾーニ『いいなづけ』(少なくとも4回読んだ)、ダンテ『神曲』、ドストエフスキーホルヘ・ルイス・ボルヘス
好きな映画/『バベットの晩餐会』、イタリアのネオ・リアリズム作品。
好きな音楽/フルトヴェングラー指揮のベートーベン「レオノーレ序曲第三番」。
好きな絵画/シャガール『白い磔刑』。
好きなダンス/タンゴ。若いころはミロンガ(タンゴよりリズムが速い)。
尊敬する聖人/リジューのテレジア。
好きな人/ロサお婆ちゃん(祖母)。
好きな移動手段/早く移動できるので地下鉄。だが、可能であれば眺めの良いバス。
火事のときに持ち出す物/『教会の祈り』と友人の住所や電話番号が書かれた手帳。『教会の祈り』の間には祖母からの手紙と遺言が挟まれている。祖母は「悲しいとき、困ったとき、何かを失ったときは聖櫃を見なさい。そこには最も偉大で崇高な殉教者が納められています」と言っていた。
カトリック・ニュース・サービスの記事( http://ow.ly/jQgbq )より。