【フランシスコ教皇の言葉】


フランシスコ教皇の言葉
■説教・メッセージから■
4月30日(火)朝のミサでの説教
「主の恵みを願う祈りや感謝の祈り、必要なものを求める祈りは簡単です。ですが、最も大切なのは、すべての人のためにも主に祈ることです。『彼らはあなたのものです。どうぞ見守ってあげて下さい』と言って、同じ洗礼を受けた人々のために祈るのです。」
5月1日(水)一般謁見でのメッセージ
「労働は、人間の尊厳の土台です。労働は、わたしたちに尊厳という『油』を塗り、私たちを尊厳で満たし、私たちを、これまで働いてこられ、今も働き、いつも働いておられる神に似た者にします。労働は、私たちに自分自身と家族を養う力、国家の成長に役立つ力を与えてくれます。」
「若者の皆さんにお話しします。日々の果たすべき義務、勉強、仕事、友だちとの関係、人助けに自分を捧げなさい。あなたの未来は、人生の貴重な年月をどう生きるかにかかっています。自分を捧げること、自己犠牲を恐れてはなりません。未来を恐れてはなりません。生き生きとした希望を持ち続けなさい。地平線には、いつでも光があります。」
5月2日(木)朝のミサでの説教
「主への奉仕が重い枷になるならば、キリスト教共同体の扉は閉じられます。誰も主のもとに来たいとは思いません。そうではなく、私たちは主の恵みによって救われたと信じています。始めに必要なのは、恵みを宣べ伝える使命の喜びです。次に、私たちに何ができるかを見極めましょう。」
5月3日(金)朝のミサでの説教
「子どもの頃、聖金曜日には祖母がろうそくの行列に連れて行ってくれました。行列の最後に、横たえられたキリストがやって来ると、祖母は私たちを跪かせ『見なさい、キリストは死にました。でも、明日には復活するのです』と言いました。こうして私の心に、十字架につけられ、復活したキリストへの信仰が入ってきたのです。」
「勇気を失うとき、教会は生ぬるい雰囲気に陥ります。それは教会にとってとても有害です。なぜなら、生ぬるい雰囲気は教会を内向きにし、内部に問題を引き起こすからです。そのとき、私たちはもはや宣教の地平を持たず、天に向かって祈る勇気もなく、福音を宣教する勇気もありません。」
5月4日(土)朝のミサでの説教
「皆さんは、『悪魔の誘惑や甘言、巧妙な説得から身を守るための武器はなんでしょう』とお尋ねになるかもしれません。武器は、イエスが用いたのと同じ武器、すなわち神の言葉です。対話はありえません。」
5月7日(火)朝のミサでの説教
「不平を言い続けるキリスト教徒は、よいキリスト教徒ではなくなります。彼らは、不平家になってしまうのです。大切なのは、黙って耐え抜くことです。その沈黙は、受難のときに、必要な2、3のことしか話さなかったイエスの沈黙です。」
5月8日(水)一般謁見でのメッセージ
「人間は、人生という砂漠を横断する、生きた水に渇いた旅人のようなものです。光や愛、美、平和への深い望みを満たすことができる、あふれ出す新鮮な水に渇いているのです。イエスはこの生きた水を私たちに与えて下さいます。それは父から流れ出し、イエスが私たちの心に注ぎ込む聖霊です。」
教皇様のツイート■
4月30日(火)
「神の力を信頼して働きましょう。主と共にあるならば、私たちには偉大なことができます。主は私たちに、主の弟子であることの喜びを与えて下さるでしょう。」
5月1日(水)労働者聖ヨセフの祝日
「若い友人の皆さん、聖ヨセフに学びましょう。聖ヨセフはいくつもの困難に直面しましたが、いつも神を信頼していましたし、逆境を跳ね返すすべを知っていたのです。」
5月2日(木)
「何が何でも利益を得ようとする自己中心的な社会の風潮によって仕事につくことができない、すべての人々にも思いを寄せたいと思います。」
5月3日(金)
「5月のあいだ、家族みんなでロザリオを唱えたらいいでしょう。祈りは家族の生活を強めます。」
5月4日(土)
「日常生活の中で信仰を生き抜くためのすべ、主をお迎えするゆとりを生み出すすべを教えてくださいと、聖母に願いましょう。」
5月5日(日)
「すべてのキリスト教徒は、神の愛を証する限りにおいて宣教師です。神の優しさの宣教師になりましょう。」
5月6日(月)
キリスト教徒としての生活のあらゆる領域で、神の慈しみと愛の証を輝かせることができるよう助けて下さいと、主に願いましょう。」
5月7日(火)
「生ぬるい信仰生活を送ることに満足してはいけません。決意して、聖性の道を歩みなさい。」
5月8日(水)
「『私が来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである』とイエスはおっしゃいます。物質的なことの中にではなく、ここにこそ真の富があります。」