フォト・ライブラリー(409)津山城の紅葉2013

津山城の紅葉2013

今週の日曜日、カトリック津山教会でマザー・テレサの話をしてきました。講演が終わった後、信者さんのご夫婦が、教会の向かいにそびえる津山城を案内してくださいました。

津山城の城跡は、現在、鶴山公園として整備されています。モミジは半分以上散っていましたが、濃い赤に染まった残りモミジを楽しむことができました。

石垣の苔の上に落ちたモミジの葉。苔の緑に、モミジの赤がよく映えています。

さまざまな形と大きさの石を巧みに積み上げた石垣。いろいろと想像力を掻き立てられる、味わい深い石垣です。

石垣沿いの遊歩道が、モミジの落ち葉でびっしりと覆いつくされていました。とても贅沢な絨毯です。

最後まで残ったモミジの葉は、寒風の中でひときわ深い赤に染まります。まさに「有終の美」という感じです。

まばらになったモミジの葉が、まるで千代紙細工のような美しい情景を作り出していました。これも、落葉の季節だけの眺めです。

この日は曇りがちでしたが、ときおり雲の間から太陽の光が差し込みました。陽ざしを浴びると、モミジの表情が一気に変わります。

モミジの枝に顔を近づけると、モミジの葉のささやきが聞こえてくるようです。風に揺れた葉のこすれあう音に、しばらく耳を傾けました。

10月からの2ヶ月間、ほとんど毎週のようにどこかに行ってマザー・テレサの話をしていましたが、遠くに行くのはこれで終わり。モミジを見ながら、ほっと一息つきました。このようにすばらしい使命を与えて下さった神様に、感謝せずにいられません。

講演の場を準備してくださった皆さん、講演に参加してくださった皆さん、講演を祈りで支えて下さった皆さんにも、改めて心から感謝します。

そろそろ帰ろうと思って歩き始めたところで、雲の間から夕方の太陽が顔を出しました。まばゆい光を浴びて美しく輝くモミジの姿をしっかり心に刻みつけることができました。すべての恵みに感謝です。