神戸ルミナリエ2013
毎年、コートを着込んでルミナリエの行列に並ぶと、いよいよ本格的な冬がやってきたと感じます。神戸の冬の風物詩、ルミナリエを写真でお楽しみください。まずは、正面玄関となるフロントーネから。
フロントーネを通り抜けて光の回廊、ガレリアへと進みます。まるで、夢の世界を歩いているような錯覚に陥ります。
光の神殿、ズッパリエーラがそびえ立つメイン会場に到着。まばゆい輝きに目が眩みそうです。
今年のズッパリエーラの特徴は、あちこちにこのような庇が取り付けられたこと。19回の歴史の中で初めての試みだそうです。
今年のルミナリエの全体テーマは「光の記憶」。阪神淡路大震災の記憶を蘇らせる光、鎮魂の思いを込めて捧げられた光ということでしょう。
阪神淡路大震災によるすべての犠牲者の名前を刻んだモニュメントの隣で、静かに燃え続ける「希望の灯火」。この光こそ、ルミナリエの原点と言っていいでしょう。
1995年、わたしはまだ神戸に住んでいませんでしたが、震災のすぐ後、ボランティアとして三ノ宮のカトリック中山手教会に入りました。あのときの惨状は、いまでもはっきりと脳裏に焼き付いています。
美しい光りと、荘重な音楽の調べの中で、犠牲となった6400人あまりの方々の魂のために祈らずにいられませんでした。
東遊園地側から振り返って見たガレリア。こちらから見ても圧倒的な美しさです。
名残はつきませんでしたが、振り返り、振り返りしながら会場を後にしました。この光と一緒に、震災の記憶をしっかりと心に刻みたいと思います。
★神戸ルミナリエは、12月16日まで開催しています。まだ見ていない方はお急ぎください。