フォト・ライブラリー(431)乙女峠祭り2014

乙女峠祭り2014

教会の信者さんたちと一緒に、津和野で行われた乙女峠祭りに行ってきました。明治初期の「浦上四番崩れ」と呼ばれる大迫害によって津和野に流され、乙女峠で殉教した信徒たちを記念するお祭りです。

お祭りの前に、聖堂の中で祈る信者さんたち。温もりに満ちたステンドグラスの光に包まれています。

教会から乙女峠までの聖母行列が始まろうとしています。まずは広島教区長、前田万葉司教様からのお話です。

昔ながらの面影を残す街の中を、聖母像を先頭にして進んでゆきます。街の人たちも家の前に出て、道を行く私たちに手を振ってくれます。

乙女峠の入り口に到着。さわやかな新緑の中を、ロザリオを唱えながら粛々と進んでゆきます。

およそ10分ほどの急な登り道。宇部教会でお手伝いをして下さっている三喜田神父様も、元気に登ってゆきます。88歳とは思えない健脚です。

乙女峠に到着しました。滴るような木々の緑と聖母マリアの月にふさわしい青空。ここにいるだけですがすがしい気持ちになります。

輿で運ばれてきたマリア様。迫害のあいだ、マリア様が現れて殉教者たちを励ましたと言い伝えられています。

津和野で生き残った信徒のリーダー、高木仙衛門の御一族が建立した十字架と記念碑。ミサの中で祝福式が行われました。現在、広島教区が進めている津和野の27殉教者列福運動に、大きな弾みがつくことでしょう。

ミサの開始を待つ司祭たち。今回は、前田司教様の他に、高松教区長の諏訪司教様も来ておられました。

殉教者を記念するミサでの一コマ。津和野教会主任司祭の山根神父様が、参列者に挨拶しておられます。

お祭りが終わって1時間ほど自由時間。市街を散策しました。どこに行っても、緑が目に鮮やかです。

街のあちこちで、藤の花が満開を迎えていました。優しい香りがただよっています。

津和野の名物、鷺舞いの像も、新緑に彩られていました。

女峠祭りに参加するのは、修練期以来15年ぶりのこと。最高のお天気にも恵まれ、本当に恵み豊かなひと時でした。来年の5月3日は、皆さんもぜひご参加ください。