フォト・ライブラリー(458)津和野・乙女峠まつり2015

津和野・乙女峠まつり2015

降り注ぐ恵みの雨の中、今年も津和野、乙女峠まつりが開催されました。厳しい迫害を耐えて信教の自由を勝ち取った殉教者たちを讃え、毎年、憲法記念日に開催されているお祭りです。

朝10時頃、全国からの巡礼団が続々と津和野教会に集結し始めます。殉教者たちの故郷である長崎はもちろん、関東や東北の教会からもたくさんの方々が来てくださいました。

前田大司教と津和野町長の挨拶の後、マリア行列が教会を出発。幼稚園の子どもたちが撒いた花びらの上を進んでゆきます。

街を一周して、一路、乙女峠へ。全員が声を合わせて唱えるロザリオの祈りが、新緑の野山にこだまします。

急な坂道を上り詰め、ようやく乙女峠に到着。これからミサが始まります。

新緑に包まれた乙女峠。殉教者の血の赤が、美しい新緑と鮮やかなコントラストを作り出しています。

峠を埋め尽くした巡礼者たち。その数は1000人を超えていたでしょう。

司式は前田万葉大司教様。昨年は広島教区長として、今年は大阪教区長としての司式です。

雨にしっとりと濡れたモミジの新緑。とてもやさしい緑色です。

峠道の道端に咲いたシャガの花。雨の潤いが、その美しさを引き立てています。

津和野の街のあちこちで、モッコウバラが満開を迎えていました。マリア様の月にふさわしい花です。恵みの雨の中、今年もすばらしいお祭りに参加できたことを、心から感謝したいと思います。