津和野・乙女峠まつり2019
5月3日に行われた乙女峠まつりの中で、明治政府の迫害によって命を落とした37名の「津和野の証し人」たちの列聖調査開始が正式に宣言されました。
朝からたくさんの人々で賑わう、カトリック津和野教会。まもなく、聖母行列が始まります。
町の中を粛々と進む聖母行列。津和野町でも屈指の大きな行事で、開会式には町長さんも出席しました。
乙女峠にさしかかった聖母行列。木々の緑が目に鮮やかです。
長い坂道を登りきって、乙女峠の聖堂が見えてきました。
乙女峠に到着。かつてここにお寺があり、浦上から流配されたキリスト教徒たちが収容されていました。
峠では、ツツジが見頃を迎えていました。新緑とのコントラストが鮮やかです。
ミサの開始。今回は、前田万葉枢機卿様を始め、全国から8名の司教様が参加してくださいました。
列聖調査の開始を宣言する白浜司教。この日は、全国から1800人以上の巡礼者たちが集まりました。
行列で運ばれたマリア像。マリア様は、厳しい拷問の中で、証し人たちの心の支えとなりました。
行列の先頭で十字架を運んだカトリック宇部教会の中村友希子さん。さわやかな笑顔です。
津和野の街の中心部にそびえる、カトリック津和野教会。1931年に建てられました。
教会に隣接する「幼花園」。子ども園として、津和野の町になくてはならない存在です。
巡礼の途中に立ち寄った道の駅・長門峡。白い藤が満開を迎えていました。
藤は紫のイメージがありますが、白もなかなかのものです。
清らかな水が流れる長門峡。心癒される風景です。
長門峡は紅葉の名所として知られていますが、青モミジも見事です。
新緑に彩られた山肌。「山笑う」という季語の意味が、なんとなく分かるような気がします。
帰り道に、SL山口号と出会いました。「デゴイチ」の愛称で知られるD51型です。美しい自然とすばらしい天気に恵まれた、とても素晴らしい巡礼の一日でした。