ときわ公園〜初夏の花とスズメたち
車の練習を兼ねて、山口県を代表する総合公園、ときわ公園まで行ってきました。園内ではツツジが満開。爽やかな5月の風の中で、鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでいました。
宇部は、かつての炭鉱の町。入口の近くに、暗い地下で危険な石炭堀に従事した無数の坑夫たちを記念する像が建てられています。
ときわ公園の中心となる常盤湖。総面積100ヘクタール、清らかな水を満々とたたえています。
目に鮮やかな木々の新緑。水と緑、そして、色とりどりに咲き誇る花たちに癒されながら、広大な敷地を歩いてゆきます。
池の畔で出会った珍しい花。モモイロタンポポと言うそうです。確かに、タンポポに似ていますね。
しばらく歩くと、大きな藤棚がありました。藤の花がちょうど満開です。
藤棚の下で、ちょっと一休み。この日は初夏を思わせる陽気で、歩いているうちに汗が出るくらいでした。
上品な紫色の藤の花房。よく見ると、花の真ん中に黄色も混じっています。
公園のあちこちに、近代的なオブジェが置かれていました。宇部は、彫刻の街としても有名です。
森の中でシャクナゲの群落に出会いました。紫やピンク、白など、いろとりどりのシャクナゲに森が賑わっています。
四方八方に向かって花を咲かせるシャクナゲ。まるで花火のようです。
浮島に作られた神社へと向かう橋。あまりにも美しいこの公園の景色は、NHKの「21世紀に残したい日本の風景」で総合公園部門の第1位に選ばれたそうです。
うっすらとピンク色の混じった白い花を咲かせているのは、リンゴの木。それもただのリンゴではなく、ニュートンが万有引力の法則を発見するきっかけになったリンゴの木から株分けされたリンゴの木だそうです。
目に優しいモミジの新緑。「青もみじ」は初夏の季語だそうです。
新緑の中を、たくさんのスズメたちが飛び交っていました。今は、子育ての真っ最中でしょう。
屋根の上に子スズメがちょこんと乗っていました。黄色いくちばしとあちこちに残った産毛、そしてあどけない顔立ち。まだ巣だったばかりに違いありません。
餌を探してあたりをきょろきょろ見回しているスズメ。子育て中のスズメたちは、いつにもまして餌探しに必死です。
餌をくわえたスズメ。巣では、子どもたちが首を長くして待っていることでしょう。
展望台から見たときわ公園の全景。水に恵まれたこの公園には無数の野鳥が生息しています。カワセミもよく出ると聞きました。教会から車で10分ほどなので、こちらでの写真撮影のベースになりそうです。