祈りの小箱(212)『幸せの条件』


『幸せの条件』
 たくさんの人から愛された有名人が、お酒や薬物に溺れてしまう。そんな話をときどき聞きます。たくさんの人から愛されていて幸せなはずなのに、なぜそんなことをしてしまうのでしょう。それはきっと、ありのままの自分を受け入れてくれる人が誰もいなかったからだろうと思います。メディアによって作り上げられた自分の虚像を愛してくれる人がどんなにたくさんいたとしても、ありのままの自分、本当の自分を愛してくれる人がいなければ、人間は幸せになることができないのです。
 ありのままの自分を受け入れ、愛してくれる人は、たくさんいる必要がありません。たった一人でも自分のことを分かってくれ、そのまま受け入れてくれる人がいれば、わたしたちはそれだけで十分幸せになれるのです。神様は、人間をとても平等に創ったものだと思わざるをえません。何万人もの人から愛されなければ幸せになれないなら、幸せになれるのはほんの一握りの人だけに限られますが、一人の愛を見つけるチャンスは誰にでも与えられているからです。
 仮に「誰も自分を愛してくれない」と思うことがあったとしても、あきらめる必要はありません。たとえ世界中の人から見捨てられたとしても、イエス様だけはわたしたちを見捨てることがないからです。イエス様は、あらゆる機会に、あらゆる出来事、出会いを通してわたしたちに語りかけ、愛を伝えようとしておられます。その愛に気づくことさえ出来れば、たとえ一人ぼっちでもわたしたちは幸せに生きることができます。幸せになるために必要なのは、たった一人の愛に気づくことなのです。
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