広島原爆忌2015
8月5日から6日、広島で行われた平和記念行事に参加してきました。原爆投下から70年目の祈りの日の様子を、写真でご紹介します。
爆心地近くにある原爆ドーム。原爆投下の悲劇を、まるで昨日のことのように感じさせる建物です。
平和記念公園から幟町のカテドラルまで行われた「平和行進」。世界の平和を願う祈りの歌声が、広島の街に響き渡りました。
広島教区のカテドラル、世界記念平和聖堂と聖ヨハネ・パウロ2世の銅像。1981年2月に来日されたことの記念です。
「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」教皇様の平和メッセージ、しっかり心に刻みたいと思います。
8月5日の晩、平和記念聖堂で行われたカトリック、聖公会、チベット仏教合同の祈りの集い。日本のカトリックと聖公会の、すべての司教、主教が揃いました。
声明で平和の祈りを捧げるチベット仏教の僧侶たち。教派の壁だけでなく、宗教の壁さえも越えて平和の祈りが捧げられました。
原爆投下から70回目の8月6日を迎えた広島の街。原爆投下の直後には、この川面が焼け焦げた子どもや大人、老人たちの死体で埋め尽くされたと言います。
世界平和記念聖堂で行われた原爆犠牲者のための慰霊ミサ。日本の三大司教が共同司式し、説教は、林尚志神父様が担当されました。戦争の記憶を風化させてはなりません。
8月6日朝の平和記念公園。慰霊碑の前でたくさんの人たちが祈りを捧げています。「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから。」記念碑に刻まれたこの言葉をしっかりと胸に刻み、二度と戦争の過ちを繰り返してはならないと思います。
たくさんの若者たちがこの日、平和記念公園を訪れていました。
広島の街を走る路面電車。原爆投下後、いち早く復旧して走り始め、広島の街の復興のシンボルとなりました。原爆の犠牲となった何十万の人々の死を無駄にしないためにも、平和を願って祈り続けたいと思います。
