フォト・ライブラリー(529)ときわ公園の白鳥たち

ときわ公園の白鳥たち

宇部市、常盤湖に白鳥が戻ってきました。親鳥だけでなく、なんと雛たちまで。若々しい生命の力にあふれた常盤湖畔の風景をお楽しみ下さい。

湖を気持ちよさそうに泳ぐ、白鳥の雛たち。突き出た尾がチャームポイントです。

水の上を気持ちよさそうに泳ぐ白鳥の雛たち。アヒルの雛と比べて色がくすんでいることから、「みにくいアヒルの子」の話がうまれたのでしょう。

リーダーの後に、整然とついてゆく雛たち。どこに行くのも一緒です。

かつては日本でも有数の、白鳥の繁殖地として知られた常盤湖。2011年の鳥インフルエンザで全て殺処分になり、姿を消してしまいましたが、ついに戻ってきました。当初は2羽だけの放鳥の予定だったそうですが、準備している間に雛が孵ったため、雛も一緒に放鳥したとのことでした。現在、日本中の公園で飼育されているコブハクチョウは、ほとんどがときわ公園のコブハクチョウの子孫とのこと。また、たくさん増えてゆくよう祈らずにいられません。

公園の花壇では、ネモフィラが満開を迎えています。

まるで五月の空を映し出したかのような、爽やかなブルーのネモフィラ。花壇をびっしり埋め尽くしています。

密集して咲く姿もいいですが、一輪一輪も見事な美しさです。

どこまでも続くネモフィラの絨毯。一体、いくつ花が咲いているのでしょう。

びっしり咲いたナデシコの花。赤とピンクの、華やかな絨毯です。

せっかくときわ公園に来たので、最近、リニューアルオープンした温室に行ってみました。新しい名称は、「世界を旅する植物館」です。植物だけでなく、南米アマゾンの怪魚ピラルクーやピラニアも飼育されています。

内部は熱帯アジアゾーンやアフリカゾーン、南米ゾーンなど8つのゾーンに分けられており、日本にいながらにして世界一周旅行の気分を味わうことができます。

見たこともないほど美しい、極彩色のラン。日本に来るまでに、どんな旅をしてきたのでしょう。

バオバブやボトルツリーなど、珍しい木もたくさん。プラントハンターが、この植物館のために世界中から集めてきたそうです。

植物館のミュージアム・ショップで販売されているバオバブ・クッキー。形がバオバブなだけでなく、なんと真ん中のクリームにバオバブの実が練り込んであります。ちょっと酸味のある、未体験の味ですが、くせになりそうなおいしさです。

北米ゾーンのサボテンが、黄色い花を咲かせていました。暑さに耐えるためか、肉厚の花びらです。

今回は紹介しきれませんでしたが、ときわ湖畔には、世界中の猿や小動物を集めた動物園や遊園地もあります。宇部にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。