教会の庭の花々〜初夏の彩り
教会の庭では、紫陽花の他にも様々な花たちが見頃を迎えています。まずは、梅雨に入ってまた花を咲かせ始めた「アンネの薔薇」から。
5月の頃の花と比べるとちょっと小さいようですが、美しさは変わりません。
アウシュビッツの聖者、マクシミリアノ・コルベ神父にちなんで名付けられた黄色い薔薇「セント・コルベ」。「アンネの薔薇」の隣に植えてくださいと言って、ある方が持ってきて下さいました。
コルベ神父の優しさを表しているような黄色です。
四季を通じて色とりどりの花が咲き乱れる、道路に面した花壇。夏の花壇の中心は、サルビアやセージです。
庭の片隅で、ランタナが花を咲かせました。真上から見ると、まるで万華鏡を覗いているようです。
ランタナの花の上に、小さなカマキリがいました。まだ生まれたばかりのようです。
ふんわりとしたピンク色の花を咲かせた、昼咲き月見草。風にゆらゆら揺れています。
駐車場の片隅に植えられたヤマモモが、今年も可愛らしい実をつけました。まだちょっと酸っぱいようです。
小さな黄色い花を咲かせたフェンネル。「茴香」という呼び名で聖書にも登場するハーブです。
信者会館横の花壇では、ミルトスが次々と花を咲かせています。「茨に代わって糸杉がおどろに代わってミルトスが生える。これは、主に対する記念となり、しるしとなる」(イザヤ55:13)と聖書にも登場する花です。
白くて丸い蕾が、次々に弾けて花を咲かせてゆきます。まるでくす玉が弾けるようです。
花壇に咲いた可愛らしい花。ビスカリア・チェリーブラッサムという名前だそうです。
聖母像の隣では、真っ白な百合が花を咲かせました。マリア様によく似合う花です。
教会の軒先に咲いた時計草。「キリストの受難」(passion)と結びつけて、パッション・フラワーと呼ばれることもあります。真ん中の子房柱が十字架、雌しべが釘、髭のような部分が茨の冠、花びらがユダとペトロを除く10人の使徒、弦が鞭、葉がイエスを貫いた槍に擬えられるそうです。教会の庭に咲かせるには、ちょうどよい花ですね。