フォト・レポート(91)Calcutta2011〜カーリー・ガート

Calcutta 2011〜カーリー・ガート

今年3月に、3週間あまりカルカッタに滞在した時の写真を御紹介していきたいと思います。まずは「死を待つ人の家」があるカーリー・ガート周辺です。カーリー寺院の周辺は、いつでもたくさんの巡礼客や客引きたちであふれています。

マザー・テレサが1952年に開設した「死を待つ人の家」は、もともとヒンドゥー教の聖地、カーリー寺院の巡礼者宿泊施設でした。これは「死を待つ人の家」の屋根に据えられた十字架です。右奥に、カーリー寺院の屋根が見えています。このとき「死を待つ人の家」は改装中で、中には誰もいませんでした。

3月6日の早朝、カルカッタ到着。そのままマザー・ハウスに直行して、6時から始まる朝のミサを共同司式しました。ミサ後、今回の滞在先である聖ザビエル・カレッジのイエズス会修道院に荷物を置き、まず向かったのがカーリー・ガートでした。カルカッタの中で、一番カルカッタらしい場所だと私は思っています。

表の通りでは、いつもの光景が繰り広げられていました。たくさんの巡礼客と道端で物乞いする人々の姿、17年前に最初に訪れたころと全く変わっていません。

道端で物乞いをする足の不自由な男性、乗っているのは手でペダルをこいで動かす三輪自転車です。