フォト・レポート(92)Calcutta2011〜パーク・ストリート

Calcutta2011〜パーク・ストリート

高級なホテル、レストラン、大学などが両側に建ち並ぶカルカッタの目抜き通り、パーク・ストリートです。きらびやかなサリーやピシッとしたシャツで身を固めたサラリーマン、学生たちが行き交います。オフィスも多いので、道端に文房具を売る露店が出ています。

パーク・ストリートの正式名称は、2003年、マザー・テレサ・サラニーに変更されました。「サラニー」というのは「通り」という意味です。共産主義者レーニンにちなんでレーニン・サラニーと呼ばれる大通りもありますから、カルカッタというのは不思議な街です。右奥に、マザーを顕彰するブロンズ像が置かれているのがわかると思います。

イギリス統治時代に作られたビクトリア・マンションです。当時の繁栄を忍ばせるこのような建物が、カルカッタの街のあちこちに残っています。

今回、わたしが滞在したイエズス会修道院がある聖ザビエル・カレッジの校舎です。聖ザビエル・カレッジは、カルカッタ大学の下にある独立カレッジで、イエズス会が運営しています。インドでも三本の指に入る名門だと学生たちは自慢していましたが、実際のところはどうでしょう。

カルカッタで一番大きく、また伝統のある本屋さん、オックスフォード書店です。昔、長期で滞在していた頃にも御世話になりましたが、今回の滞在中も何回か行きました。本だけでなく、文具や土産物なども売っています。

華やかな通りですが、道端では物乞いの人たちもよく見かけます。どういう事情があるのか分かりませんが、この親子は昼間いつもこの場所で寝ていました。