フォト・ライブラリー(202)第53回神戸市民クリスマス

第53回神戸市民クリスマス

2011年12月16日(金)夜、日本基督教団神戸教会で第53回神戸市民クリスマスが開催されました。神戸教会は、100以上の教会が密集する神戸の街でも一番長い伝統を持った教会で、その歴史はキリスト教禁教令解除の翌年にまでさかのぼるそうです。

毎年、市民クリスマスの会場はたくさんのキャンドルで飾り付けられます。今年は、教会入り口の石段に、子どもたちがキャンドルを飾り付けてくれました。

今年の全体テーマは「心をつなぐクリスマス〜神戸から被災地へ、被災地から神戸へ」、かつての被災地、神戸と現在の被災地、東北のあいだに心の絆を結びたいとの願いが込められた集いでした。離れていても、祈りの中で互いに支えあいながら希望の炎をともし続けたいものです。

市民クリスマスに参加するために、人々が次々と教会に入っていきます。今回は、キャロリング、子どもプログラム、祈りと感謝の集いを合わせて約400名の方が参加してくださいました。

 会式10分前の聖堂です。わたしたち司式者が入堂するときまでには、2階席まで満席になっていました。式の中心となる「メッセージ」では、日本基督教団神戸栄光教会、若手のホープである橋本先生がお話ししてくださいました。静かな語り口で、分かりやすく、一言一言が心の奥底にまで染みこんでいくようなお話でした。泥まみれで人祖、アダムを創造した神、地上の泥にまみれながら神の愛を証ししたイエス・キリスト。人間の苦しみを味わい尽くした神は、わたしたちの苦しみを知り、いつまでもわたしたちの傍にいて下さる方です。

 祈りと感謝の集い終了後、歩いて3分ほどのところにある日本聖公会神戸聖ミカエル教会で超教派青年の集いが開催されました。会場の移動があったにもかかわらず50人以上の若者たちが参加し、とても楽しい集いになりました。教派の壁を越え、キリストの兄弟姉妹として交われるこのような集いを、若者たちは心から待ち望んでいるようです。この喜びのひと時は、神戸における福音宣教の大きな力となっていくでしょう。