「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第5回〜原点としての「イエスの渇き」


講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」第5回〜原点としての「イエスの渇き」
 前回まで、マザー・テレサの生涯を年代を追ってたどってきました。今回からは、マザー・テレサと神様との内的な関係、すなわちマザー・テレサ霊性に入っていきたいと思います。
 「スラム街の聖女」としてのマザーとイエスの関わりの原点が、1946年9月10日にダージリンへ向かう列車の中で起こったイエスとの出会いの出来事にあるのは間違いありません。この出来事をマザーは「イエスの渇きとの出会い」と呼んでいました。「スラム街の聖女」としての彼女の生涯は、ここで出会った「イエスの渇き」、その中に込められた燃え上がるイエスの愛の体験から出発します。
 やがてこの愛の体験は、イエスの愛の温もりをすべて取り去られる「霊的な闇」の体験を経て、闇そのものが光となって彼女の中から輝き始める「喜びの使徒」の霊性へとつながっていきます。まずは、出発点である「イエスの渇き」の体験を見てゆくことにしましょう。
★今回のレジュメは、こちらからダウンロードできます。⇒ 金曜講座・第5回「原点としての『キリストの渇き』」.pdf 直
★この講座は、毎週金曜日、神戸・三ノ宮の「女子パウロ会書店」で行われています。どなたでも、いつからでもご参加ください。詳しくはこちらをご覧ください。⇒ 金曜講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」.PDF 直
※写真の解説…「死を待つ人の家」の人々を見舞うマザー・テレサ。1994年12月。