【教皇様、ツイッターアカウントを開設】


教皇様、ツイッターアカウントを開設
 先日(12月3日)、教皇庁広報評議会とツイッター社の幹部が記者会見を行い、教皇様が正式にツイッター・アカウントを開設したことを発表しました( @Pontifex )。最初のツイートは、12月12に開催れされる一般謁見の中で行われ、その様子は全世界に中継されるとのこと。日本語の情報が少ないため、バチカンの公式ニュース・ポータル「NEWS.VA」( @newsva_en )から情報を集めてみました。ちなみに、来年1月24日に発表される予定の世界広報の日メッセージのタイトルはソーシャル・ネットワーク:真理と信仰の扉、福音宣教の新たな空間」(仮訳)であることがすでに発表されています。
■Pontifexの意味
Pontifexとは、教皇職を意味すると同時に「橋を架ける者」(bridge builder)という意味を持った言葉。新しいメディアを使って人々の間に橋を架ける者となる教皇様にふさわしいとして、この名前が選ばれたそうです。
教皇様への質問受付中
教皇様は最初の方のツイートの中で、12月12日までに世界中からツイッターを通して寄せられた信仰についての質問の幾つかに答えるとのこと。質問の方法は、ハッシュタグ #askpontifex を付けてツイートするだけ。
ツイッター社が熱心な理由
ツイッター社が教皇様のアカウント開設に協力した理由について、同社の幹部は次のように語っているそうです。
「影響力のある指導者をユーザーに持つのは、社にとってとても大切なこと。教皇様おそらく、当社のプラットフォームに参加する世界中の宗教的指導者の中で最も重要な人物でしょう。」
 ちなみに、教皇様のアカウントは発表後1日で40万人以上のフォロワーを獲得。レディー・ガガの持つ世界記録3200万人に迫るのではないかとも言われています。
■象徴的な意味
 教皇庁広報評議会次官のポール・タイ師は、次のように語っているそうです。
「このことは象徴的な意味を持っていると思います。教会のトップが、言葉と思いを分かち合うために新しいデジタルの領域に踏み込むということです。幅広い人々と関わるために、すでにツイッターやその他のソーシャル・メディアを利用している人々にとっては、励ましになるでしょう。」
★インターネット上での福音宣教に関する教皇ベネディクト16世の発言などをまとめてみました。ご参考までに。⇒ インターネット上での宣教についての教皇ベネディクト16世の発言・抜粋.pdf 直