フォト・ライブラリー(372)5月の鳥たち

5月の鳥たち

暖かくなってきたせいか、このところ鳥たちの動きが活発です。今日は、修道院の庭でシジュウカラメジロの大きな群れを見かけました。この写真は、今年孵化したばかりのシジュウカラの幼鳥。まだ灰色のふさふさした頭の毛と短い尾っぽが、なんともかわいらしいですね。

こちらはシジュウカラの大人。大きな餌をくわえて、巣にいる子どもたちに運んでいくところかもしれません。

修道院の庭では、今、モミジの新緑が見ごろ。目に優しい青もみじと鳥たちの鳴き声が、心に安らぎを運んでくれます。

柔らかな木々の緑に包まれたカワラヒワ。最近、修道院の庭によく現われる鳥です。

大きなくちばしで、大きな木の実も割って食べています。ピィーッ、ピィーッという甲高い鳴き声がしたら、この鳥が庭のどこかにいる証拠です。

モミジの枝にとまったメジロ。薄緑の羽の色が、周囲の緑にしっくり溶け込んでいます。

教会の庭では、いまアーモンドがたわわに実をつけています。これは、小鳥たちにはちょっと大きすぎる実です。

トウカエデの枝にとまったスズメ。ついばんでいるのは、きっとこの木の花でしょう。蜜を吸っているのかもしれません。

桜の木の枝にちょこんと止まったコゲラ。日本では一番小さなキツツキです。産毛が残っているところを見ると、この子もきっとこの春生まれたばかりなのでしょう。丈夫に育つといいですね。

桜の枝にとまったメジロ。あまりにも周りの色に溶け込みすぎて、見つけるのが難しいくらいです。

先日、三ノ宮のフラワーロードを歩いていたときも、かわいらしい小鳥に出会いました。

人工の小川に舞い降りたスズメ。通り過ぎる人々の視線を気にすることもなく、堂々と水浴びを始めました。人間に慣れているのですね。

わたしがとても好きな聖句の一つは、言うまでもなく「空の鳥をよく見なさい」(マタイ6:26)。鳥たちを見ていると、「神の愛」という言葉の意味がよく分かります。いやなことがあったり、仕事がうまないかなかったりして「神の愛」を感じられなくなったら、空の鳥をよく見ることです。