フォト・ライブラリー(396)教会学校キャンプin兎和野2013〜後半

教会学校キャンプin兎和野2013〜後半

3日目の朝、うっすらかかった靄の中から太陽が昇りました。今日も暑くなりそうです。

朝の集いが行われる広場に向かって歩く子どもとリーダーたち。まだ眠そうな子もいますね。

広場では、5時ころから「朝遊び」が始まっています。早起きの子どもたちのために準備されたプログラムです。

「朝遊び」をしていた男の子が、大きなミヤマクワガタを見つけました。こんなに立派なクワガタを見ると、大人でもワクワクします。

3日目のプログラムは、模造紙を囲んでみんなで考えていくプログラム。各班ごとに配られた表情豊かな顔の写真から、その写真の人物の気持ちを読み解いていきます。人間の表情や行動は、ほんどの場合、いくつかの感情が複雑にまじりあって作られています。たとえば喜びと同時に恥じらいとか、悲しみと同時に恐れとか。それらの感情を敏感に感じ取り、読み解くことができれば、相手が一番必要としていることをしてあげたり、あるいは一番受け入れやすい言葉をかけてあげたりできるでしょう。

昨年に続いて、「ふっこうのかけ橋」で福島の松木町教会から来てくれた横尾かれんちゃん。新しい環境にあっという間に馴染み、班長としてみんなをまとめてくれました。

各班ごとに、写真の表情をどう読み解いたかを発表していきます。子どもたちの観察眼の鋭さには、ただ驚くばかりです。

今回、リーダーのチーフとして大活躍してくれた大学生の藤本君、通称「もっさん」です。高校1年生のときに初めてリーダーとして参加して以来、教会学校のとりこになってしまった藤本君。昨年は受験勉強のために参加できませんでしたが、見事にこの春大学に合格して戻ってきてくれました。半年前から準備を始め、最後の数週間はほとんど毎日、教会に来て準備するという熱の入れよう。彼の情熱が、他のリーダーたち、そして子どもたちの心にも伝わったようで、今年のキャンプはこれまでにないくらいの盛り上がりでした。

藤本君をはじめとする大学生リーダーたちの活躍にもめざましいものがありましたが、高校生リーダーたちの活躍もすばらしかったです。子どもたちとの年齢の近さを生かして、すっかり子どもたちに溶け込んでいました。

大学生リーダーの半分は、東京の大学に通う学生たち。帰省などを利用して、キャンプに参加してくれました。子どもたちの中にも、引っ越していった先の東京や横浜、上海などからわざわざ戻ってきて参加してくれた子がいました。

楽しく遊んでいるうちに、いよいよ最後の晩がやってきました。これからいよいよキャンプのメインイベント、キャンプファイアーが始まります。

リーダーたちの楽しい点火劇から、キャンプファイアーが始まりました。今年の火は、心なしか例年よりも高く燃え上がっているようです。

炎の前で、男子高校生のリーダーたちがゴールデンボンバーのダンスを披露してくれました。きっとたくさん練習したのでしょう。見事でした。

今回、参加してくれた約50人のリーダーの中には、現役の教員も7人混じっていました。これは、小学校の先生たちによる「当たり前体操」の一場面。さすがは子どもたちを楽しませるプロです。パフォーマンスのクオリティーは、テレビ番組にも負けません。最後は謎の宇宙人まで登場して、子どもたちは大喜びでした。

最後は全員入り乱れての「ブルブルブルドック」。真っ赤に燃え上がる炎に照らされて、子どもたちの元気とリーダーたちの若さが爆発していました。

夢のように楽しい日々が過ぎて、いよいよ神戸に帰る日の朝。こうして大自然の中で食べる食事は、これが最後です。

広場での集合写真です。4日間とも、暑すぎるくらいの好天に恵まれた今年のキャンプ。みんな真っ黒に日焼けしました。

キャンプのあいだ中、力仕事で活躍してくれた男子高校生たち。撤収作業でも大活躍です。

楽しい時間を与えてくれたキャンプ場ともいよいよお別れ。子どもたちの中には、仲良くなったリーダーの手を握って離さない子もいました。

2時間半ほどのバスの旅を終えて、六甲教会に到着。もう一度「ブルブルブルドック」で盛り上がりました。

最後にサプライズで子どもたちから歌をプレゼントされ、男泣きに泣いた藤本君。涙をぬぐいながら最後の掛け声をかけました。たくさんの感動と思い出を遺してくれた2013年の教会学校キャンプ、参加してくれた子どもたち、リーダーたち、陰で支えて下さったすべての皆さんに心から感謝せずにいられません。