フォト・ライブラリー(399)初秋の伊吹山登山〜前半

初秋の伊吹山登山〜前半

台風一過の秋晴れの日に、日本百名山の一つ、憧れの伊吹山に登ってきました。三ノ宮神社から山道に入るコースです。

琵琶湖のほとりに聳える名峰、伊吹山。まずはうっそうとした木立に囲まれた山道を黙々と進んでゆきます。高度が上がるにつれて木が少なくなり、道が明るくなってきます。

山道で見つけたかわいらしい花。きっとフウロウソウの仲間でしょう。

しばらくするとスキー場に出ました。この季節は一面、ススキに覆われています。

琵琶湖畔の農村地帯を背にして、なだらかな斜面を黙々と登っていきます。なかなかきつい登りです。

道端で見かけたイヌタデ。珍しい花ではありませんが、秋を感じさせてくれます。

「なんでこんなところにミゾソバが?」と思いましたが、後で調べたところ、これはどうやらヤマミゾソバ。水際に咲いているソバのような花ということで命名されたのがミゾソバですから、なんだかややこしいですね。

だいぶ高度が上がってきました。右奥に見える水面は琵琶湖です。

ツリガネソウを見つけました。本当に鐘のような形をしています。頭を下げているからでしょうか、花言葉は「感謝」だそうです。

たわわにみのったこの赤い実は、カンボクでしょうか。みのりの秋ですね。

これはイブキボウフウ。この山にたくさん生えていることから「イブキ」の名が冠せられました。まさに伊吹山の花です。

しばらく登ると、再び広大なススキの原野が現れました。見渡す限りのススキに、思わず足を止めてしまいます。

道端で見つけたワレモコウ。名前の由来については諸説ありますが、俳句では「わたしも赤なのだ」という意味で、「吾亦紅」という漢字を当てるようです。

だんだん木が低くなり、数もまばらになってきました。もうじき、木が生えない高山帯に入ります。

鮮やかな黄色で登山者たちを励ましてくれるアキノキリンソウ。ここから上で、一番よく見かけた花です。

2時間ほど登ったところで、ようやく山頂が見えてきました。伊吹山の秀麗な山容に目を奪われます。これでちょうど半分まで来ました。