六甲山の紅葉10〜須磨離宮公園
今年は六甲山周辺の紅葉がとてもきれいなので、こだわってお届けしています。10回目になる今回は、六甲山系須磨アルプスの麓に広がる須磨離宮公園の紅葉。これは植物園入り口付近の紅葉。まるで天から舞い降りてくるような色とりどりの紅葉に、のっけから圧倒されました。
真っ青な空を背景に、まるで燃え上がる炎のようなモミジが映えます。
平日でしたが、たくさんの方々が紅葉を楽しみに公園を訪れていました。県外の方にはあまり知られていないと思いますが、兵庫では有数の紅葉の名所です。
バラ園がある本園はかつて天皇陛下の離宮、。モミジがきれいな植物園は岡崎財閥の邸宅だったとのこと。一昔前なら、絶対に足を踏み入れられなかったところです。この美しい自然がすべての人に解放されたことを神に感謝。
紅葉だけでなく、桜の紅葉も見事でした。地味な色ではありますが、これはこれですばらしいと思います。
銀杏も色づきの見ごろを迎えていました。桜の茶色と銀杏の黄色のコントラストがきれいです。
紅葉がきれいなのは、植物園の中でも特に和室の周辺。和室では、紅葉を楽しみながらのお茶会などが行われているそうです。
緑からオレンジ、赤へと移り変わっていくモミジの色は、まるで宝石のような美しさです。
夕日が当たって、モミジの赤がより一層鮮やかになっていきます。まるで溶けた金属のような、情熱的な赤です。
モミジは、やはり太陽が当たったときにその本来の美しさを発揮するようです。日陰では目立たない葉も、夕日を浴びればこの通り。
夕日の当たり具合によって、何枚かの葉は、溶けてしまいそうなくらい情熱的な赤に輝いていました。
鮮やかな美しさの記憶だけを残して、紅葉の季節が終わろうとしています。明日からはいよいよ12月。今度は冬の美しさを見つける旅に出ようと思います。四季折々に美しい自然を与えてくださる神に感謝。