フォト・ライブラリー(299)夏の長崎巡礼〜前半

夏の長崎

数年前に夏の長崎を巡礼したときの様子を、写真でご紹介したいと思います。まずは平和公園。長崎の原爆は、カトリック信者が密集する浦上の地に炸裂しました。

有名な平和記念像。青空に向って力強く挙げられた腕が、平和への固い決意を示しているようです。

神に助けを求める祈りの声が、今も静かに響き続けているような長崎の夏の青空です。

被曝したカトリック信者の中で、最も有名なのは永井隆博士でしょう。永井博士が原爆によって黒焦げになった妻の遺体を発見した時、その傍らには溶けて一塊になったロザリオが落ちていたといいます。

長崎のカトリック信仰の中心地、浦上天主堂です。かつての聖堂は原爆によって崩れ落ちましたが、戦後、見事に再建されました。側廊部分に、有名な「被曝のマリア像」が安置されています。

原爆によって破壊された旧聖堂の聖像の一部が、教会の庭に置かれています。

浦上天主堂の分教会として始まった城山教会のステンドグラスです。

長崎と言えば路面電車。有名な観光名所を縦横に結んでいるので、とても便利です。

街を歩いていると、ところどころで原爆の爪痕を見かけます。これは原爆によって表面を焼かれながらも生き延びたという楠の大木です。