講座「マザー・テレサに学ぶキリスト教」番外編〜最後の手紙
1997年9月5日にマザーが帰天した後、机の上から1通の手紙が発見されました。それは、まさにこの日の日付で書かれ、署名されないまま残されていたマザーの最後の手紙でした。後にマザーの後継者、Sr.ニルマラが署名し、全世界のシスター、ブラザー、共労者に送られたこの手紙を、前回の「最後の一日」の記録に続けて読んでみたいと思います。
この「最後の手紙」の中でマザーが強く訴えているのは、「マリアを通してすべてをイエスに」の精神で、どんなときでも聖母マリアと共にあることです。聖母マリアと共にイエスの十字架の傍らに立ち、「わたしは渇く」というイエスの呼びかけに耳を傾けること。そして、その呼びかけに応えて貧しい人々のもとに駆けだしていくことこそ、「神の愛の宣教者会」のすべてだとマザーは言います。マザーの信仰が凝縮されたこの手紙を読み、マザーの思いをもう一度しっかりわたしたちの心に刻みましょう。
★今回のレジュメは、こちらからPDFでダウンロードすることができます。⇒ 1997年9月5日・最後の手紙・解説付.pdf
★明日9月22日(土)午前10時より、カトリック六甲教会にてマザー・テレサの帰天15年を記念する講演会とミサが行われます。どなたでも、お気軽にご参加ください。詳細はこちらです。⇒ マザー・テレサ帰天15年記念行事.PDF
※写真の解説…1枚目。臨終の直前、マザーに「病者の塗油」の秘跡を与えたハンセル神父と共に。聖マリア小教区聖堂にて。2枚目、マザーの墓に捧げられたキャンドル。