フォト・ライブラリー(422)梅の花とメジロ〜北野天満宮・縮景園

梅の花メジロ北野天満宮縮景園

京都・北野天満宮と広島・縮景園で撮影した、梅の花メジロの写真をまとめてお届けしたいと思います。まずは、北野天満宮で出会ったメジロの写真から。梅の花を見つめるまなざしに、慈しみが感じられます。

 枝に止まって、梅の花をじっと見ているメジロ。「美しいなあ」と思っているのか、それとも「おいしそうだなあ」と思っているか…

 辺り一面に甘酸っぱい梅の香りが漂う中を、メジロの群れが飛び交っています。まるで天国の先取りのような景色でした。

 梅の枝に止まって辺りを見回しているメジロ。「次はどの枝に飛ぼうかなあ」と考え込んでいるようでした。

お腹が一杯になったのか、陽だまりの枝に止まって一休みしているメジロ。幸せそうですね。

 正面から見ると、まるまるとした可愛らしさがいっそう引き立ちます。

 白梅の枝から、メジロが突然に飛び立ちました。とても力強いはばたきです。

 黒雲が出てきたと思ったら、急に雪が降り始めました。梅の花と牡丹雪、なかなか絵になる組み合わせです。

 お次は、広島・縮景園の梅林。雨上がりの梅林に太陽の光が射し、梅の花が一斉に輝きはじめた瞬間です。

 梅の枝に止まって辺りを見回しているメジロ。額に黒い毛があるのが、この辺りのメジロの特徴なのでしょうか。何羽か見かけました。

 つやつやとしたウグイス色(メジロ色?)の毛並みが美しいですね。

 これぞまさに「梅にメジロ」という感じです。よく「梅にウグイス」と言いますが、ウグイスはとても用心深い鳥で、滅多なことでは藪の外に出てきません。昔から、日本人はメジロの姿にウグイスの鳴き声を重ねあわせていたのでしょう。

 この日の縮景園は、ちょうど梅の花が満開を迎えていましたが、ずっと雨が降っていたので人の姿はまばらでした。メジロたちにとっては絶好の「花見」(花吸い?)日よりだったようです。

 ちょっと首をかしげたメジロ。とても愛らしいしぐさですね。

 枝にしっかりつかまって、真横を向いたメジロ。まるで何かの標識のようでした。

 梅の花の一輪一輪に顔を寄せ、丁寧に蜜を吸っていくメジロ。花を傷めない優しさが感じられます。

 満開の梅の花縮景園の名の通り、日本の美を凝縮したような景色でした。梅が終わると次は桃、そして桜と、メジロたちにとっても、わたしたち人間にとってもうれしい花の季節が続きます。このすばらしい自然の恵みに感謝せずにいられません。